噴火後の波にさらわれ?2人死亡 南米ペルー、津波警報は発令されず
サンパウロ=岡田玄
南米ペルーの国家警察は15日夜、北部ランバイエケ県の海岸で2人が遺体で見つかったと発表した。2人は、トンガの海底火山噴火によって生じた波にさらわれたとみられる。ペルーでは当初、影響はないとして津波警報は発令されず、避難指示もなかった。だが、15日午後に津波が到達。一部では高さ2メートルを超え、海岸沿いで人々が逃げ惑う姿が報道された。
現地報道では、死亡した2人は46歳と23歳の女性。親族12人で海岸に遊びに来ていたという。2人はおばとめいで、津波にさらわれたという。(サンパウロ=岡田玄)