マガデミー賞2021受賞キャラクター発表
受賞にあたりコメントをいただいたキャラクターについては「受賞コメント」を記載しております。
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主演男優賞
久能整『ミステリと言う勿れ』
受賞コメント
審査員コメント
“闘病”という言葉に対して、「勝とうと思えば勝てたのに、努力が足りずに負けたから死ぬんですか」「勝ち負けがあるとしたらお医者さんとか、医療です」と疑問を呈したシーンにハッとさせられた。一つの物事を多方面から分析して言語化する能力の高さを評価。また、多様性を重んじる現代にもマッチしている。
作品を見る久能整『ミステリと言う勿れ』
受賞コメント
こんにちは、久能整と言うものです。
今日はお伺いできなくてすみません。
この度は思いがけなくマガデミー賞主演男優賞なるものをいただき、ただただ驚いています。 ありがとうございます。
ただ、主演と言われますが、たまたま僕の視点で描かれているからそう見えるだけで、ガロくんの視点で見ればガロくんが主演であり、ライカさんの視点で見ればライカさんが主演です。当たり前ですが人は皆自分の人生の主演であり、同時にもれなく誰かの助演です。
世界で起きてることは一つでも、どこを切り取ってどこから見るかで大きく変わります。そしてそれぞれの見たものはきっと一致しません。
厄介です。いつも難しいです。だから気をつけなきゃいけないなと常々思っています。
自分以外の人も、生きて感じて考えているということを忘れないようにしたいです。
それから、男優とか女優とかそろそろ言われなくなるかもしれません。
そんな中で第一回の主演男優賞、ありがとうございます。
僕まだしゃべってもいいですか、今回推薦し選んでくださった皆さんに感謝をお伝えしたいです。皆さんに楽しい時間がいっぱいあるといい。疲れたらなんとか休んでください。できたら疲れる前に休んでください。
ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
久能整
※授賞式当日に宛てていただいたメッセージをそのまま掲載しております。審査員コメント
“闘病”という言葉に対して、「勝とうと思えば勝てたのに、努力が足りずに負けたから死ぬんですか」「勝ち負けがあるとしたらお医者さんとか、医療です」と疑問を呈したシーンにハッとさせられた。一つの物事を多方面から分析して言語化する能力の高さを評価。また、多様性を重んじる現代にもマッチしている。
子どもにキラキラネームをつけたがる妻に困っていると言う夫に対し、「(この国は名前の変遷が著しいので)僕よりあとの世代にキラキラネームと思えるものが出てくるのは当たり前」と言うなど、彼より上の世代の私からすると「そんな考え方ある?」と衝撃が走った。彼の視点や発言は、今の世相を反映しており、現代にマッチしている。
(作中で本人が「友達も彼女もいない」と言っている通り、)あの性格だと友達も少ないだろうなと思うので、「カリスマ性」での加点は低いが、(「名言度」という観点で見ると、)語る節々に心迫るものがある。
©田村由美/小学館
©田村由美/小学館
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主演女優賞
ヨナ『暁のヨナ』
受賞コメント
こんなふうに温かく見ていてくれる人達がいるんだと思えて嬉しい。
私と共に走ってくれた仲間達のおかげね。
(ヨナ)審査員コメント
(当初は「守られる姫」だった)弱弱しい女の子が、仲間たちとの冒険で強く頼もしく成長していく様子に心打たれる。そんなヨナの姿を見て、背中を押してもらったひとも少なくはないだろう。女性の強さが描かれており、魅力的なキャラクターだ。
作品を見るヨナ『暁のヨナ』
審査員コメント
(当初は「守られる姫」だった)弱弱しい女の子が、仲間たちとの冒険で強く頼もしく成長していく様子に心打たれる。そんなヨナの姿を見て、背中を押してもらったひとも少なくはないだろう。女性の強さが描かれており、魅力的なキャラクターだ。
(異性のキャラクターも多く登場するが)周囲の仲間たちとは固い信頼で結ばれており、共に困難を乗り越えようという意識が強く、周りを引っ張っていく力と、世の中を変える力がある。読んでいる側に勇気を与える。また、ヨナには幸せになって欲しいと応援してしまう、主人公としてのカリスマ性も抜群。
箱入りのお嬢様だった彼女が、悲しみと逆境を乗り越え少しずつ逞しく成長していく姿に、「勇気/感動」をもらう。城を追われたヨナが、追手に殺されそうになる仲間(ハク)を守るため、かつて想い人に褒められた髪を自ら切って助けに向かうシーンが、(戦いへの覚悟を表していて)印象的。
©草凪みずほ/白泉社
©草凪みずほ/白泉社
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助演男優賞
佐野万次郎『東京卍リベンジャーズ』
審査員コメント
マイキーは実は経済効果ももたらしている。オートバイのバブがとてもよく売れているという話を聞いた。そういった点でもスゴイ。でも神社は集会に使う場所ではないので気を付けて。
作品を見る佐野万次郎『東京卍リベンジャーズ』
審査員コメント
マイキーは実は経済効果ももたらしている。オートバイのバブがとてもよく売れているという話を聞いた。そういった点でもスゴイ。でも神社は集会に使う場所ではないので気を付けて。
圧倒的なリーダーシップを発揮し、組織のトップとして振舞う姿は中学生とは思えない。皆がついていくのも納得のカリスマ性。
主人公のタケミチよりも主人公らしい強さと魅力を兼ね備えている。名言の「ひよってるやついる? いねえよなぁ!!?」は(我々の世界にも影響を及ぼし)実際にInstagramを中心に若者の間で流行した。
©和久井健/講談社
©和久井健/講談社
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助演女優賞
若宮詩暢『ちはやふる』
審査員コメント
仲間思いの主人公・千早とは対照的に、孤高の天才。孤独感を抱えながらも一人で戦う芯の強さが、読者を惹きつける。
作品を見る若宮詩暢『ちはやふる』
審査員コメント
仲間思いの主人公・千早とは対照的に、孤高の天才。孤独感を抱えながらも一人で戦う芯の強さが、読者を惹きつける。
ファッションがダサかったり、(体型が)ぽっちゃりになったりというエピソードから、人目を気にせず自分のスタイルで生きていく彼女の姿勢に、ボディポジティブ(※ありのままの自分の身体を愛そうというムーブメントのこと)の信念を感じた。現代にふさわしいと思った。
彼女の魅力は(かわいい以上に)かっこいいところ。最新巻(※最終審査当時)の47巻で、クイーン戦で足に違和感を覚えながらも戦い抜いたところにクイーンとしてのカリスマ性を示した。
©末次由紀/講談社
©末次由紀/講談社
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審査員特別賞
ガッツ『ベルセルク』
審査員コメント
『ベルセルク』という作品をいつまでも語り継いでいきたい。生まれたときから不遇なのに堪え忍んで前に進む彼をここで推したい。今までありがとうという気持ちを伝えたい。
作品を見るガッツ『ベルセルク』
審査員コメント
『ベルセルク』という作品をいつまでも語り継いでいきたい。生まれたときから不遇なのに堪え忍んで前に進む彼をここで推したい。今までありがとうという気持ちを伝えたい。
ガッツは本当に幸せな時間を過ごした期間が短い人。(戦いによるトラウマで)幼児退行に陥った恋人が、長い年月を経てようやく回復したところで連載が終わってしまった。これからは2人で安らかに過ごして欲しい。
他審査員のプレゼンで心が動かされた。この賞をきっかけに改めて『ベルセルク』という作品と、主人公のガッツを知ってもらい、多くの人に(作中のその後の彼を)応援して欲しい。
©三浦建太郎/白泉社
©三浦建太郎/白泉社
マガデミー賞2021ノミネートキャラクター
〈主演男優賞〉ノミネートキャラクター(5名)
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エレン・イェーガー『進撃の巨人』
推薦コメント
ついに完結した本作ですがエレン・イェーガーの生き様に終始圧巻でした。ただただ仲間の命を救いたい、そして自由への渇望は改めて1巻から最終話まで読み直しても変わらず、忘れられないキャラクターになりました。
作品を見るエレン・イェーガー『進撃の巨人』
推薦コメント
ついに完結した本作ですがエレン・イェーガーの生き様に終始圧巻でした。ただただ仲間の命を救いたい、そして自由への渇望は改めて1巻から最終話まで読み直しても変わらず、忘れられないキャラクターになりました。
作中でこんなに悲しくも変貌を遂げる主人公はいない! 強さの中に切なさや憂いもあり、考えるだけでこちらの気持ちも沈んでしまいます。 内容もたくさん考えさせられることが多くて大好きです。
こんなに…こんなに正義とは何か、悪とは何かを考えさせられたキャラクターは後にも先にもエレン以外ないでしょう。
エレンのような主人公、他では見たことありません。それくらい強烈ですしどうしても注目してしまいます。自分がどうなろうとも、やりたいことや仲間を救いたいという想いだけで進み続ける、その意志の強さが好き。
©諫山創/講談社
©諫山創/講談社
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小野田坂道『弱虫ペダル』
推薦コメント
ほんわかとした見た目のオタク少年、だけじゃない。 自転車に乗ったときの圧倒的な存在感と芯の強さ…小野田坂道くんは、主人公の中の主人公です。 読むたびに成長する彼が、一体どこまで強くなるのか、楽しみで仕方ありません。
作品を見る小野田坂道『弱虫ペダル』
推薦コメント
ほんわかとした見た目のオタク少年、だけじゃない。 自転車に乗ったときの圧倒的な存在感と芯の強さ…小野田坂道くんは、主人公の中の主人公です。 読むたびに成長する彼が、一体どこまで強くなるのか、楽しみで仕方ありません。
見た目や普段の印象だけだと頼り無さそうだけど、実は芯は強いのが小野田くん。 人は簡単には強くなれないし、自分一人だけで成長するのは難しい。彼の努力と成長、仲間思いな優しさと強さを沢山の人に知ってほしい。 最新刊をよんでから1巻を読み返せば、彼の成長に眼を見張ること間違いなしです。
仲間やライバルを引き込む才能と優勝に導く実力。読者にロードバイクを楽しさを伝えてくれる。
のんびり、おっとり、普段は地味で目立たないのに、自転車に乗るとガラッと変わる。そのギャップがとんでもなくカッコいい。そして自分の強さを、一人の力ではなし得ないのだと言い切るチームメイトとの絆、とにかく全てが、「主人公」の器。少年マンガはこうじゃないとと、大人の自分がワクワクしてしまいます。
©渡辺航(秋田書店)
©渡辺航(秋田書店)
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久能整『ミステリと言う勿れ』
推薦コメント
観察力、洞察力、記憶力が素晴らしく日常の様々な事柄を容易に流さない整君の一言一言が重く深い。 彼が近くにいればな〜、いや、私が整君のようになりたいと思わせてくれる素敵なキャラクターです。
作品を見る久能整『ミステリと言う勿れ』
推薦コメント
観察力、洞察力、記憶力が素晴らしく日常の様々な事柄を容易に流さない整君の一言一言が重く深い。 彼が近くにいればな〜、いや、私が整君のようになりたいと思わせてくれる素敵なキャラクターです。
いつのまにやら事件に巻き込まれて、淡々と疑問を投げかけて、関係なさそうな話を挟んで人の心をほぐしてゆく。そうして事件の真相にたどり着いてしまう。なんて優しくて爽快なキャラクターなんでしょう!!
すっごい引き込まれる独特のテンポと独特の思想で1話目からの存在感が半端じゃない! こんな考え方があるんだなとか、こんなふうなものを見られるようになりたいなといった不思議な魅力が詰まってるキャラクターだと思います!
隣にいたら絶対に一度はうざいと思ってしまいそうな絶妙な鬱陶しさが好き。 人を観てるポイントが絶妙で天才。地頭がいい。
©田村由美/小学館
©田村由美/小学館
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南波六太『宇宙兄弟』
推薦コメント
格好悪いところもあるけれど、それも含めて人間的な魅力がいっぱいの南波六太を推薦します! 中年の星! 「俺の敵はだいたい俺です」など名言多数でいつも涙腺を崩壊させられてます。
作品を見る南波六太『宇宙兄弟』
推薦コメント
格好悪いところもあるけれど、それも含めて人間的な魅力がいっぱいの南波六太を推薦します! 中年の星! 「俺の敵はだいたい俺です」など名言多数でいつも涙腺を崩壊させられてます。
何度も大変な問題が降りかかっても、めげずに前を向いて宇宙飛行士として頑張っている姿を称えたい!漫画の巻数もそれなりに続いている作品ですが、ムッタの頑張りに励まされるような気持ちになります。
人として、弱い部分も強い部分もあり、ヒーローだけど完璧ではない。心はいつまでも夢見る少年であり、とても魅力的な人物。
様々な困難が襲ってこようとも、誰よりも真摯に向き合い、時には仲間を励ます姿にとても感銘を受けました。等身大のキャラクターだからこそとても身近に感じ、ムッタが頑張ってるんだから自分だって頑張れる!そう思わせ背中を押されているような気持ちにさせてくれます。新型コロナウィルスなど社会が変革し、誰しも辛いからこそムッタのように真摯に向き合って頑張っていきたいと感じさせてくれました。
©小山宙哉/講談社
©小山宙哉/講談社
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ボッジ『王様ランキング』
推薦コメント
とにかく見ているこちらが心洗われてしまう。 小さくて言葉は喋れないけど、その表情とその行動で、全ての人達に勇気と大きな愛を与えてくれる最高な王様です。
作品を見るボッジ『王様ランキング』
推薦コメント
とにかく見ているこちらが心洗われてしまう。 小さくて言葉は喋れないけど、その表情とその行動で、全ての人達に勇気と大きな愛を与えてくれる最高な王様です。
仕事で辛いことがあっても家に帰って王様ランキングを見るたびにボッジの可愛さと強さに癒されて頑張れています。 どんなに困難な状況でも決して諦めずに涙を拭いて前を向く姿に毎回感動させられます。
とにかくケナゲ!!可愛すぎる!! 耳も聞こえず喋ることも出来ない、おまけに力も弱くて国民からも馬鹿にされている王子様。 でも心は真っ直ぐ、優しさがいっぱい。 そんなボッジがカゲという親友を得て変わります。強く強く。 成長物語だけではない、勇気と友情と、絵本のような素朴な絵柄にも惹かれます。 ボッジ、がんばれ!!
読者である私自身、言葉を発せなくなる病気を患っているので、ボッジは私にとって特に思い入れの強いキャラクターとなっています。 口がきけずとも一生懸命思いを伝えようとするボッジの姿を見ていると、私も元気が湧いてきます!
©十日草輔/ブリック出版
©十日草輔/ブリック出版
〈主演女優賞〉ノミネートキャラクター(5名)
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桂木早梅『プロミス・シンデレラ』
推薦コメント
早梅の信念を貫く姿が、とてもかっこよく惹かれます!少し抜けている部分も愛おしくて可愛らしいです。ギャップにキュンとするヒロイン間違いなしです。
作品を見る桂木早梅『プロミス・シンデレラ』
推薦コメント
早梅の信念を貫く姿が、とてもかっこよく惹かれます!少し抜けている部分も愛おしくて可愛らしいです。ギャップにキュンとするヒロイン間違いなしです。
いつも早梅の言葉や強さに勇気づけられています。 元気いっぱいの早梅も好きだけど壱成といる時の早梅も可愛い。
目を背けたくなるような事態にも、悲観的にならずに前向きに生きている早梅がかっこいいです!
過酷な現実や理不尽にも自分らしさで凛と立ち向かう早梅が本当にカッコよくて、まさに女の憧れ!なんだかんだ壱成を振り回しちゃうところも好きです!
©橘オレコ/小学館
©橘オレコ/小学館
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滝口宵『うるわしの宵の月』
推薦コメント
少女漫画で主人公の女子がカッコ良いイケメン女子なので。 ヒロインがイケメンって最高に目の保養になる!
作品を見る滝口宵『うるわしの宵の月』
推薦コメント
少女漫画で主人公の女子がカッコ良いイケメン女子なので。 ヒロインがイケメンって最高に目の保養になる!
やまもり三香先生の最新作ヒロインです!! 内容はキュンッキュンが盛りだくさんで、毎回悶えながら読んでます。そしてなにより絵が美しいんです!ヒロインとヒーローがどちらも王子と呼ばれるほど美しい顔立ちでもう1コマ1コマが美しいんです!!!
市村先輩からのド直球なアプローチに戸惑い、何気ない一言に顔を真っ赤にして照れる宵ちゃんが本当にかわいくて仕方ありません!普段のクールな表情とは違う、市村先輩の前だけで見せる乙女な宵ちゃんの表情にギュッと心を鷲掴みにされました。
奥手で恋愛初心者な宵。はじめは市村の真正面からのアプローチにどう反応していいか分からず、素っ気ない態度を取ってしまいますが、戸惑いながらも市村と交流を重ねる中で徐々に心に変化が表れます。2人の恋模様に目が離せません!
©やまもり三香/講談社
©やまもり三香/講談社
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フリーレン『葬送のフリーレン』
推薦コメント
長い年月の間に生き仲間とも別れ、その心に抱えているものも多いと思われるのに、今を生き、先に進むことを重視している姿勢に惹かれます。
作品を見るフリーレン『葬送のフリーレン』
推薦コメント
長い年月の間に生き仲間とも別れ、その心に抱えているものも多いと思われるのに、今を生き、先に進むことを重視している姿勢に惹かれます。
作品は最強賢者キャラが人との交わりを通して心を成長させていく話といえるかも。エルフという長寿の特性を活かし、何十年も前に一緒に戦った勇者の言動に影響を受けながら、目の前の些細なことも大事にして周りにも良い影響を与えつつ、日々を楽しむフリーレン。ぎこちなくも、冷静でありながらも、あったかい気持ちにしてくれるフリーレンが大好きです。
1000年を超えて生きるにも関わらず、いつまでも幼子のような純粋な心を持ち、鍛え上げられた魔力は他の追随を許さないほど強大。くだらない魔法を集める事を唯一の趣味として、寿命の短い人との交わりに淡白。女性キャラとして最強なのでは。
過去の思い出にひたるだけじゃなく、前を向いて弟子と生きていく姿がカッコいい!
©山田鐘人・アベツカサ/小学館
©山田鐘人・アベツカサ/小学館
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猫猫『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』
推薦コメント
何事にもクールでありながら、時折垣間見える彼女の人情味ある優しさが素敵です。たまに薬のことで回りが見えなくなることもあるけど、それもまた可愛いです。
作品を見る猫猫『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』
推薦コメント
何事にもクールでありながら、時折垣間見える彼女の人情味ある優しさが素敵です。たまに薬のことで回りが見えなくなることもあるけど、それもまた可愛いです。
そばかす面かと思えば実は綺麗で、仏頂面のように見えても薬屋としての優しい心を持っていて、頭が良くて合理的思考なのに自分自身のことはあまり見えておらず…と、見ていて飽きないキャラクターです。
薬の知識を生かして推理するクールなカッコ良さと、研究に傾倒するあまりの変な嗜好と、たまに見せる愛らしさが同居する、私の最推しキャラです。
「生きたがっている者を支えるのが、薬屋の仕事ですから」という彼女のセリフに胸を打たれました。
©日向夏・倉田三ノ路・しのとうこ/小学館
©日向夏・倉田三ノ路・しのとうこ/小学館
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ヨナ『暁のヨナ』
推薦コメント
高華国の姫でありながら、父親を殺され、生き抜くために戦い、困難に向き合っていく姿が本当にカッコいい! 時々見せる年相応の女の子らしい一面もとっても可愛い。 可愛くてカッコいい、最強ヒロイン!
作品を見るヨナ『暁のヨナ』
推薦コメント
高華国の姫でありながら、父親を殺され、生き抜くために戦い、困難に向き合っていく姿が本当にカッコいい! 時々見せる年相応の女の子らしい一面もとっても可愛い。 可愛くてカッコいい、最強ヒロイン!
第1話の初め、ザ・少女漫画の主人公としての登場。 可愛くてワガママな愛されお姫様だったのが、第1話の終わりで最悪の裏切りに遭い、その身一つでで逃亡生活へ。 全てを失っても誇りと愛を持ち続け、どんどん強くなっていく姿がかっこよく、魅力的すぎるキャラクターです。 本当に少女漫画界で、ダントツで最高の女性キャラだと思ってます。
男性でも楽しめる少女漫画。なんといってもヨナがかっこよくてかわいい!一人の女の子が逆境に立ち向かう姿に心打たれる。
とにかく頑張っている。 人間力300%くらいで頑張っている。 是非是非どうか報われてほしい。
©草凪みずほ/白泉社
©草凪みずほ/白泉社
〈助演男優賞〉ノミネートキャラクター(4名)
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安室透『名探偵コナン』
推薦コメント
一見クールに見えるけれど赤井秀一を前にすると感情剝き出しになったり、警察学校時代の同期といる時は大声で心から笑ったり…話が進むにつれて安室さんの色んな顔が知れ、どんどん好きになっていってしまうそんな色んな面を持ち合わせた人。
作品を見る安室透『名探偵コナン』
推薦コメント
一見クールに見えるけれど赤井秀一を前にすると感情剝き出しになったり、警察学校時代の同期といる時は大声で心から笑ったり…話が進むにつれて安室さんの色んな顔が知れ、どんどん好きになっていってしまうそんな色んな面を持ち合わせた人。
安室透、降谷零、バーボン。3つの顔を持ち、それぞれがかっこよくて愛しい人。「とっとと出て行ってくれませんかね 僕の日本から」「僕の恋人はこの国さ。」という言葉にもある通り、私たち日本国民はみんな安室さんのモンです。今年は安室さんが活躍する映画も待ち構えてるし、私たちの安室さんしか勝たんです!!
以前から好きな作品でしたが、このキャラクターと出会い、更に好きになりました。
原作初登場は割と後半めなのですが、ここまで急激に大人気になったキャラクターもいないと思います。とにかく知れば知るほどその魅力にハマってしまう、本当に「沼」なひとです。さあ、皆さんも安室の女(男)になりましょう。
©青山剛昌/小学館
©青山剛昌/小学館
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カゲ『王様ランキング』
推薦コメント
カゲとボッジの友情もこの作品の魅力の一つだと思います!改心してから「ボッジを守る!」という強い思いが伝わってきますし、カゲのボッジへの優しい励ましの言葉に自分も元気づけられます。
作品を見るカゲ『王様ランキング』
推薦コメント
カゲとボッジの友情もこの作品の魅力の一つだと思います!改心してから「ボッジを守る!」という強い思いが伝わってきますし、カゲのボッジへの優しい励ましの言葉に自分も元気づけられます。
彼は知的で独創的なキャラクターです!
様々な人物の思惑が裏で交錯している本作の中で、カゲのボッジに対する信頼と友情は安心して見ていられる。彼がいなかったらボッジの成長もなかったと思う!
皆にバカにされても平気なふりをして我慢していたボッジの心の強さを知り、自分だけはどんなときもボッジの味方になる!と決めたカゲ。彼自身、家族を失った孤独な立場ですが、決してへこたれず、自分で決めた通り、どんなときもボッジを思いやり、何があってもそばを離れないその強い決心と友情に感動をもらいます。
©十日草輔/ブリック出版
©十日草輔/ブリック出版
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佐野万次郎『東京卍リベンジャーズ』
推薦コメント
仲間思いでいいやつでめちゃくちゃ強いのに、孤独でなんでも抱え込んでしまって自分を犠牲にしてしまう…ほっとけない!守ってあげたい!!あの純粋な笑顔でいてくれるならなんでもしてあげたいと思う人です! なんとか救ってあげたいし、ダメなら一緒に堕ちていきたい。 そんな風に思わせる素敵な人です!
作品を見る佐野万次郎『東京卍リベンジャーズ』
推薦コメント
仲間思いでいいやつでめちゃくちゃ強いのに、孤独でなんでも抱え込んでしまって自分を犠牲にしてしまう…ほっとけない!守ってあげたい!!あの純粋な笑顔でいてくれるならなんでもしてあげたいと思う人です! なんとか救ってあげたいし、ダメなら一緒に堕ちていきたい。 そんな風に思わせる素敵な人です!
マイキーは苦しい時ほど笑顔で何でもかんでも抱え込んでしまう。大切な人を失って闇落ちしてしまうが、武道の言葉で涙を流して「助けてくれ」と言ったときのギャップ萌えがハンパない。しかも、強いしかっこいいし、カリスマ性があって好き。
「ひよってるやついる?いねーよなぁ?!」もうかっこよすぎて言葉が出ない!!!
無敵のマイキー!仲間想いで信念を曲げないところがカッコいい!どら焼き好きなギャップも好き。
©和久井健/講談社
©和久井健/講談社
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リヴァイ・アッカーマン『進撃の巨人』
推薦コメント
口が悪く、表情も乏しいけど誰よりも仲間思いな優しい人です。 人類最強と言われ、一緒に戦ってきた人が死んでいく悲しさを背負いながら、生きてる仲間、死んだ仲間のために最後まで戦い続ける姿が美しく、かっこいいです。
作品を見るリヴァイ・アッカーマン『進撃の巨人』
推薦コメント
口が悪く、表情も乏しいけど誰よりも仲間思いな優しい人です。 人類最強と言われ、一緒に戦ってきた人が死んでいく悲しさを背負いながら、生きてる仲間、死んだ仲間のために最後まで戦い続ける姿が美しく、かっこいいです。
2021年に最終巻を迎え、最後までどうなるか分からずハラハラしましたが、ずっとカッコよくて美しい生き様を見せてくれた。漫画という枠を超え、人生において大切な作品であり、最も大切なキャラクター。
漫画のキャラクターにハマったのは、『進撃の巨人』リヴァイ・アッカーマンが初めてです。自分が漫画のキャラクターにハマるとは思ってなかったのでびっくりです!
人類最強でめちゃくちゃかっこいい。 この人を超える人は現れないだろう、というぐらい この人しか頭にない状態に陥るほどかっこよすぎる罪な男。
©諫山創/講談社
©諫山創/講談社
〈助演女優賞〉ノミネートキャラクター(3名)
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佐藤洋子『ザ・ファブル』
推薦コメント
美しい外見×抜群の記憶力×お酒の強さに加えて、実は戦闘力が高く、周りを気遣う優しい一面もあるというハイスペックなお姉さま。心身ともに強靭! 男女関係なく憧れる女性です。
作品を見る佐藤洋子『ザ・ファブル』
推薦コメント
美しい外見×抜群の記憶力×お酒の強さに加えて、実は戦闘力が高く、周りを気遣う優しい一面もあるというハイスペックなお姉さま。心身ともに強靭! 男女関係なく憧れる女性です。
暇だからという理由だけで酔っ払った男をたぶらかしておちょくるのが最高におかしくて、嫌なことも吹っ飛びました。
型破りなファブルをサポートする落ち着いた女性かと思いきや、お酒が関わった時の破天荒さが最高です。器用でお酒に強い女性ってカッコいいなぁ~。
「だって暇なんだもの~」というだけの理由でナンパ男を酔いつぶして楽しむドランククイーン。かっこよすぎる! 暗い過去を背負っているのに他人を思いやる優しさもあって、自分もこんなひとになりたいと思います。
©南勝久/講談社
©南勝久/講談社
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ゆあてゃ(高橋 優愛)『明日、私は誰かのカノジョ』
推薦コメント
ゆあてゃの推しへの愛の深さから出る言動に、推しがいる身としては共感せざるを得ない!THE地雷系量産型女子なファッションにホス狂いと強烈なキャラクターですが、繊細で友達思いな一面もあり、どこか憎めません。
作品を見るゆあてゃ(高橋 優愛)『明日、私は誰かのカノジョ』
推薦コメント
ゆあてゃの推しへの愛の深さから出る言動に、推しがいる身としては共感せざるを得ない!THE地雷系量産型女子なファッションにホス狂いと強烈なキャラクターですが、繊細で友達思いな一面もあり、どこか憎めません。
ホストにハマっている女の子だけど、そんな自分に後ろめたさなどがなく、自分を肯定する力がすごい!田舎の閉鎖的な環境を思い切って飛び出してきた行動力もすごい。狂気を感じつつもどこかカッコよさも感じてしまうキャラクター。
自分とは別世界のキャラクター。でも義理も理性もすべて吹っ飛ばしたら彼女みたいになるのかもしれない…と、つい目で追ってしまう!可愛くて病みっぷりにカリスマ性すら感じるゆあてゃ。幸せになってほしい!!!
ファッションやメイクが可愛くて、毎コーデ注目してます!見た目が可愛いだけじゃなく、今のメンヘラホス狂いになるまでのゆあてゃの壮絶な過去編を読めば、ゆあてゃを応援したくなること間違いなし…!
© Cygames,Inc.・をの ひなお/小学館
© Cygames,Inc.・をの ひなお/小学館
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若宮詩暢『ちはやふる』
推薦コメント
誰よりもかるたを愛する孤高の女王。自分も彼女のように、なにか一つのものをずっと愛する気持ちを持っていたいと思わせてくれます。かわいいのに私服がダサいというところにも惹かれます。
作品を見る若宮詩暢『ちはやふる』
推薦コメント
誰よりもかるたを愛する孤高の女王。自分も彼女のように、なにか一つのものをずっと愛する気持ちを持っていたいと思わせてくれます。かわいいのに私服がダサいというところにも惹かれます。
ただ勝負に強いだけではなく、いつまでもかるたとともに生きるために、かるたに関する新しい仕事を創出しようとするそのかるた愛の深さに胸を打たれます。主人公の千早もかるた好きで努力家だけど、つい詩暢ちゃんを応援してしまいます。
美人でかるた最強で嫌味っぽい性格もあってまさにライバルキャラ!という感じなのですが、ちょっと私服が残念だったり、かるた以外はダメだったり、たまにデレな一面を見せてくれたり、とにかく魅力いっぱいのキャラクターです!
かるたを本当に愛していて、ヒールさの奥にもゆるがない意思と強さのある女の子。ライバルキャラですが心から応援したくなる魅力があります。
©末次由紀/講談社
©末次由紀/講談社
※並びは五十音順、敬称略。
※一般の皆さまからの推薦コメントについて、掲載にあたり一部を抜粋・修正させていただいているものがあります。
特別審査委員長
ケンドーコバヤシ
大阪NSCに11期生として入学。現在はピン芸人として活動。趣味はプロレスと漫画で、芸能界きっての大の漫画好きとして知られる。2012年よりフジテレビONEで、漫画好きのための漫画専門番組『漫道コバヤシ』にてMCを務めている。同番組の副題にある「大事なことはすべて漫画から教わった」という言葉通り、漫画から多くの影響を受けてきたと語る。
また、実写版『ヤッターマン(トンズラー役)』では俳優として、『ドラえもん のび太の人形大海戦(トラギス司令官役)』では声優としても出演し、芸人としての活動にとどまらず多岐にわたり活躍している。
著書に『「美学」さえあれば、人は強くなれる マンガのヒーローたちが僕に教えてくれたこと』など。
審査委員
ブックライブ書店員・三省堂書店 書店員・TSUTAYA書店員
選考対象
2020年12月1日(火)~2021年11月30日(火)までに紙および電子単行本が発売されたマンガ作品のキャラクターです。
こんにちは、久能整と言うものです。
今日はお伺いできなくてすみません。
この度は思いがけなくマガデミー賞主演男優賞なるものをいただき、ただただ驚いています。 ありがとうございます。
ただ、主演と言われますが、たまたま僕の視点で描かれているからそう見えるだけで、ガロくんの視点で見ればガロくんが主演であり、ライカさんの視点で見ればライカさんが主演です。当たり前ですが人は皆自分の人生の主演であり、同時にもれなく誰かの助演です。<続く>