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青と白の新型電気式気動車、出発進行 JR東能代-弘前 「世代交代、感慨深い」

新型車両の出発合図をする瓜田昭彦駅長(正面奥)=秋田県能代市の東能代駅で2020年12月12日午前11時0分、田村彦志撮影

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 JR東日本秋田支社は12日、五能線経由の東能代(能代市)-弘前(青森県弘前市)間で新型の電気式気動車「GV-E400系」の営業運転を始めた。【田村彦志】

 1両の全長が19・5メートル、全幅は2・8メートル。ディーゼルエンジンで発電し、その電力でモーターを回して走行する。外装は沿線の海と空を表現した青と白のラインがデザインされ、座席の両端の仕切りには白神山地のブナの木目が再現されている。当面は1両編成と2両編成の各1編成が主に東能代-能代間を走り、これまで使われてきたキハ40・48形気動車を順次更新する。

乗り心地が良くなり、通路幅も広がった新型車両の内部=秋田県能代市の東能代駅で2020年12月12日午前10時40分、田村彦志撮影

 この日は東能代駅ホームで出発式があり、木村英明支社長は「新システムを搭載した新型車両が、お客様に親しんでいただけるように願っている」とあいさつ。テープカットに続き、能代市の名物、べらぼう太鼓や新旧車両の汽笛が響き渡る中、瓜田昭彦駅長の合図で出発した。鉄道ファンで撮影に訪れた秋田市の会社員、冨山浩二さん(50)は「新旧車両の汽笛に世代交代を感じて感慨深かった」と話した。

 JR秋田支社によると、2021年3月までに管内の奥羽線、津軽線でも使われる予定。

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