池祥肇 参院議員が死去
小泉内閣で防災担当大臣

小泉内閣で防災担当大臣を務め、麻生内閣では官房副長官として政権運営を支えた自民党の鴻池祥肇・参議院議員が、25日亡くなりました。78歳でした。

鴻池氏は兵庫県出身で、日本青年会議所の会頭などを経て衆議院議員を2期務めたあと、参議院議員となり、4期目でした。

小泉内閣で防災担当大臣と構造改革特区担当大臣を務めたほか、平成27年には、戦後日本の安全保障政策の大転換となった安全保障関連法の審議に参議院の特別委員会の委員長として、あたりました。

一方で、鴻池氏は、少年事件をめぐって、「補導された子どもの親は、打ち首にすればいい」と述べたほか、森友学園の理事長を務めていた籠池氏と面会していたことが明らかになるなど、言動が波紋を呼ぶこともありました。

鴻池氏は麻生副総理兼財務大臣に近く、麻生派の結成に参加して、麻生内閣では官房副長官を務め、政権運営を支えました。

しかし、体調がすぐれないなどとして、来年夏の参議院選挙には立候補せず、引退する意向を示していました。