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ホーム > 学会活動 > 見解・声明等 > 性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン > ガイドライン第4版 一部改訂のお知らせ

「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン(第4版)」
一部改訂のお知らせ

日本精神神経学会 会員各位

 性同一性障害に関する委員会では、「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン第4版(精神経誌,114(11) ; 1250-1266, 2012および学会ホームページ掲載)」につきまして、一部改訂を行いました。
 改訂点は下記の2点となります。

1. 「乳房切除術に携わる者」に関する記載

(2)FTM に対する乳房切除術
 ⅰ)乳房切除術に携わる者

「①乳房切除術に携わる者は,医療チームの一員であるか,医療チームから依頼された形成外科医あるいは美容外科医であることが原則である。ただし,乳房切除術を受ける本人の責任において他の医療機関を選択することもできる。」

以降の文章を下記のように修正しました。

旧) その場合,手術に際して麻酔科医が麻酔を担当するなど,一定の水準を達成している医療機関を推奨する。

新) その場合,医療機関は麻酔科医が麻酔を担当する,入院対応が可能である,など周術期管理ができることが望ましい。

2. 「性別適合手術を行う者に関する記載」

(3)性別適合手術(sex reassignment surgery:SRS)
 ⅰ)性別適合手術を行う者

「①性別適合手術は,医療チームに属する形成外科医・泌尿器科医・産婦人科医などが協力して行うことが原則である。」

以降の文章を下記のように修正しました。

旧) ただし,医療チームが別の医療機関に性別適合手術を依頼することもできる。

新) 医療チームが別の医療機関に性別適合手術を依頼することもできる。ただし,性別適合手術は麻酔科医が麻酔を担当し,入院可能な医療機関にて行われるべきである。

 上記の改訂内容について、ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

日本精神神経学会
性同一性障害に関する委員会