地方【リニア中央新幹線】駅位置は地元要望の相原高校地下に計画 相模原市長「車両基地など観光資源に」+(1/2ページ)(2013.9.18 22:04

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【リニア中央新幹線】
駅位置は地元要望の相原高校地下に計画 相模原市長「車両基地など観光資源に」

2013.9.18 22:04 (1/2ページ)

 JR東海が18日、神奈川県などに提出したリニア中央新幹線の環境影響評価(アセスメント)準備書で、県内を通る約40キロの計画ルートと駅や車両基地の具体的な位置のほか、新たに9カ所の非常口なども示された。これまで直径5キロの概略図だった駅位置は、県や相模原市が誘致していた橋本駅前の県立相原高校(同市緑区)の地下とされた。関東車両基地は緑区鳥屋(とや)付近の地上に決まった。

 県内ルートはほぼ直線で、約38キロがトンネル。川崎市内では大深度(地表から40メートル)の地下トンネルとなる。換気や防災上から非常口を約5キロ間隔で設置するため、まとまった企業用地などを計画地に選定。面積約50ヘクタールの車両基地は小中学校の移転が生じないよう計画すると記載されたほか、車両基地への引き込み線も新たに盛り込まれた。県によると、JR東海は車両基地の用地取得にあっせんの協力を求めており、県や市が引き受ける方向でJRと調整を行っているという。

 準備書は20日から11月5日まで、県内各地で縦覧。県審査会の答申や関係市町村、県民の意見を県がとりまとめ、早ければ半年後に知事意見をJR東海に提出する。

 県内駅をめぐっては、県が建設による県内経済波及効果(10年間)を建設投資額約8400億円、生産増加額約2800億円と推計。地域活性化への期待が大きい。地元の相模原市の加山俊夫市長は18日会見し、「まちづくりに弾みがつく。車両基地の決定は駅と並んで大きなインパクト。地上を走行する場所や駅と併せ観光資源として整備したい」と構想を披露。希望する駅名を尋ねる質問には「相模原というより神奈川の駅」と明言を避けた。

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