【中山徹 俺にも言わせろ】1998年以来の久々V 勝因は“優秀キャディー”の助言と励まし (2/2ページ)

2015.12.09

 たとえば「左カップいっぱいを狙って」というパットラインのアドバイスは俺の読みと同じ。だから自信を持って打てる。おかげで5、6メートルのバーディーパットが面白いように決まってくれた。迷い、不安を感じずにプレーできるっていうのはとても大切だ。中途半端な気持ちで打ってもロクなことがない。

 スコアを大きく崩しそうな場面もあったが「ここはボギーで抑えよう」と促され、ボギーで上がると「一つひとつ取り戻していこう」と励まされる。優勝争いの重圧を感じず、本当に気持ちよくプレーできた結果が、逆転優勝に結びついたのだと思う。

 読者の皆さんはセルフプレーが多くなっているだろうから、自分を褒め、励ます心の中のもう1人の自分とラウンドするようにしてみよう。冷静さ、慎重さもプラスされ、自己ベスト更新も可能になるはずだ。

 ■中山徹(なかやま・とおる) 1946年6月8日生まれ、鹿児島県出身。25歳から本格的にゴルフを始め、31歳でプロ転向。チャレンジトーナメント通算2勝ながらツアー未勝利でシニア入り。本格参戦の1997年にキャッスルヒルシニアで初優勝し、シニア賞金王に輝く。愛弟子の加瀬秀樹をはじめ、室田淳や宮瀬博文ら千葉県のプロが集う雑草軍団のリーダーであり、プロ仲間からは「大将」の愛称で呼ばれる。シニア通算5勝。プロボウラー中山律子の実弟。180センチ、83キロ。国際スポーツ振興協会所属。

 

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