道路雑学コーナー
国道のれきし
国道に作られた古いトンネル
日本は山国です。昔からその地形が交通の大きな障害になってきました。
トンネルは、江戸時代までは、もっぱら手掘りによってつくられました。なかでも大分県・耶馬渓の「青の洞門」は、僧禅海(ゼンカイ)がノミと槌で21年の歳月をかけて完成(西暦1746年)させたことで有名です。
明治時代に入り、ヨーロッパからトンネルの近代的施工技術が導入され、今日みられるような本格的なトンネルがつくられるようになりました。
このうち、現在もりっぱに使われている古いトンネルは、次のとおりです。
順位
建設年次
路線名
トンネル名
延長(m)
場 所
1
明治23年
143号
明通トンネル
95
長野県東筑摩郡本城村
2
明治35年
410号
四町作第一トンネル
52
千葉県君津市
3
明治37年
414号
天城トンネル
446
静岡県賀茂郡河津町
▲国道143号長野県 本城村明通トンネル
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