土曜ワイド劇場『警視庁・捜査一課長』7月14日(土)よる9時放送
- 2012.06.25
土曜ワイド劇場『警視庁・捜査一課長』を7月14日(土)よる9時からテレビ朝日系にて放送いたします。
あらすじ
東京・成城。民家の前で怪しい人影が蠢いている。その手がペットボトルに入った灯油を撒き散らす。
マッチで炎がつけられたかと思うと、火は、またたくまに燃え広がった。
東京の桜田門に聳え立つ警視庁。
今、都内で起きている連続放火事件についての記者会見が開かれている。ひな壇に並ぶ警察幹部たちの中央には警視庁捜査一課長・大岩純一が座っている。記者達の声が飛ぶ。
「4件も放火が続いてて容疑者すら浮かんでないんですか!」
「市民は夜も寝られない状態が続いてるんですよ!」
「捜査はどうなってるんですか!」
大岩はふいに立ち上がり深々と頭を下げた。
「申し訳ありません!」
警視庁の火災犯捜査係。係長の貝瀬猛が声を張り上げる。
「大岩一課長が間抜けなお前たちの代わりに記者会見で頭を下げたんだぞ! 一課の刑事として恥ずかしくないのか!」
そこに現れる大岩。途端に刑事たちに緊張が走る。
「今、私が君たちに言いたいことはたったひとつだけだ……ホシを挙げろ」
東京都内の年間犯罪件数は約20万件。そのうち殺人、強盗、放火、誘拐などの凶悪犯罪は実に1000件を超える。これらの犯罪と格闘しているのが、警視庁捜査一課である。都内の各警察署から抜擢されてきた約410名の刑事が、12の殺人捜査係に分かれ、24時間休むことなく捜査にあたっているのだ。その捜査一課を束ねているのが大岩一課長なのだ。
墨田区のマンションで変死体が発見される。警視庁捜査一課庶務担当管理官の小山田大介と、同じく捜査一課現場資料班の平井真琴が現場検証に参加している。
庶務担当管理官は、現場資料班を束ね、事件発生と同時にいち早く現場に駆けつける。
現場資料班の刑事は、一課長の懐刀として捜査情報の収集などにあたるのだ。
現場には、後頭部から血を流し死んでいる女性の遺体と、その傍らに血のついた灰皿。
「殺しに間違いありませんね」
大岩のもとに、小山田から連絡が入る。
「大岩だ。ヤマさんか……」
「墨田区向島で殺しです」
「分かった。すぐ臨場する」
この日を境に、大岩の前に第2、第3の事件が立ち現れ、やがて16年前の事件が厚い壁となって大岩の前に立ちはだかることになるのだ。
都内で起きた3つの凶悪事件、やがてそれが過去のある事件と結びつくことにより、東京全域を巻き込んだ大事件へと発展していく……。
みどころ
内藤剛志さん土曜ワイド劇場初主演!刑事たちのトップに君臨する警視庁・捜査一課長の活躍が、今明らかになります。
新聞などでも、就任すると必ず取り上げられ、インタビュー記事などが掲載される警視庁捜査一課の課長。でも一体、一課長はどんな仕事をしているのでしょうか?
まず警視庁の捜査一課ですが、そこに配属されてくるのは、都内の各警察署から抜擢されてきた優秀な刑事たちです。「花の一課」と言われるように、刑事なら誰もが憧れる花形部署。いわば捜査一課は「刑事の精鋭たちの集団」なのです。
その組織のトップである一課長は、精鋭の中の精鋭といえるでしょう。そして一課長は都内で発生した凶悪事件の全ての現場にいち早く臨場し、捜査の方針を決め、捜査本部の陣頭指揮をとるという激務の連続なのです。
各々の刑事は「その事件」だけを解決に導けば職務は終了…ですが、一課長はそうはいきません。東京都内のすべての事件が一課長の肩にのっかっているのです。
平均睡眠時間3時間とれたらマシと言われる一課長、管理職でありながら、バリバリの現役刑事であるのです。
捜査と共にマスコミへの対応など、取材をしていけばいくほど、一課長のハードな毎日を知ることになりました。
そんな一課長が、3つの殺人事件の捜査をしながら、16年前におきた事件との関連を探り、やがて点でしかなかった事件を1本の線につないでいきます。
一課長だからこそ見えてきた、また一課長だからこそ解決できた事件。
約3年前、東北に向かう列車の中で、「刑事のトップって警視庁捜査一課の課長だなあ…そんな人が主役の物語ってできないかな…」
そう考えたのがきっかけで、やっと皆さんにお届けすることができました。
内藤剛志さんの、今までにない新鮮な捜査一課長の姿をご堪能ください。
レギュラーキャスト
大岩純一(56) | 警視庁・捜査一課長 | 内藤剛志 |
大岩小春(45) | 大岩の妻 | 床嶋佳子 |
笹川健士(52) | 警視庁刑事部長 | 本田博太郎 |
天笠一馬(28) | 警視庁捜査一課・運転担当刑事 | 鈴木裕樹 |
小山田大介(54) | 警視庁捜査一課・庶務担当管理官 | 金田明夫 |
平井真琴(42) | 警視庁捜査一課・現場資料班主任 | 斉藤由貴 |
ゲストキャスト
野口秋代(46) | 警視庁捜査一課・管理 | 未來貴子 |
杉森知美(46) | 渡辺 梓 | |
竹川麻子(47) | 北原佐和子 | |
竹川由衣(20) | 朝倉あき | |
須崎道彦(48) | 警視庁捜査一課・管理官 | 篠塚勝 |
中根穂高(44) | 警視庁捜査一課・殺人犯捜査第4係 | 池田政典 |
貝瀬 猛(45) | 警視庁捜査一課・殺人犯捜査第5係 | 木村 栄 |
スタッフ
プロデュサー | 関拓也(テレビ朝日) |
脚本 | 島田薫(東映) |
石原武龍 |
|
小澤俊介 | |
監督 | 猪原達三 |
音楽 | 山本清香 |