清原の暴言に虎ナイン怒った!
オマエが悪い
暴言は聞き捨てならんぞっ! 21日に巨人・清原から「チ××コ、ついとんのか」とののしられた虎ナインが反撃した。大差で快勝した前夜の7回2死満塁で、フルカウントから藤川が投げたフォークを空振りして500号本塁打を逃した番長が、速球で力勝負をしなかった藤川を非難したことに、阪神ナインは「空振りしたおまえが悪い」と反論。伝統の一戦に新たな遺恨が発生した。
口火を切ったのは、ほかならぬ岡田彰布監督(47)。横浜スタジアムに入るやいなや「球児(藤川)は3球も真っすぐを投げとるんや。清原はそれを2球もファウルしとる。フォークだってストライクやった」とかみついた。宿舎で聞いたというが、暴言に我慢がならないのだろう。
確かに球界には暗黙のルールがある。大量の点差がついた時に攻撃側が盗塁や送りバントをしないなど−。だが、それは“攻撃側”のルールで、“守備側”のルールではない。しかも、終盤7回で4番に満塁本塁打を浴びたりしたら、試合の流れは完全に巨人にいく。
このことはフォークを投げた藤川自身もよく知っている。「あそこで満塁本塁打を打たれたらどうなるか分かるでしょ。発言は関係ない」とわれ関せず。「ちゃんとついてますよ」と挑発した。悪いことはしていないのだから、売られたケンカは買う。下品な番長と比べると、虎ナインの方がよほど男らしい。 (川越亮太)
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