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日本最大の女装イベントを立ち上げた、若き女性起業家の狙い

ジャンルや露出媒体の多様化で、コンセプトと売り出し方次第で誰でもブレイクする可能性が高くなった昨今。そんな芽のある女性たちの原石を各ジャンルからピックアップし、ここに一挙紹介! ◆ビジネス部門
MOCAさん

MOCAさん

 日本最大の女装イベント「プロパガンダ」を21歳で立ち上げたMOCAさん。現在は、風林会館の会場管理や女装サロンバー「女の子クラブ」などの運営を行う会社の経営者だ。もともとは「10代で銀座のホステスを経験。その後、Webデザイナーとして就職したものの朝起きられず、すぐに退職した」という。集団に馴染めず、高校も通信制。そんな彼女の心を支えたのが、インターネットだった。 「15歳からネットアイドルとして活動し、オフ会を開いたりしていました。その延長で小遣い稼ぎができないかと思い、ヒットしたのがプロパガンダだったんです。自分が社会不適合者なので、マイノリティのカルチャーにはすごく思い入れがあります。カルチャーで革命を起こそう!みたいな(笑)」  健康保険料が上限になったため、2年前に事業を法人化。経営者として敏腕を振るい、ゴールデン街のサイトやキャラクター制作など、新規ビジネスを次々と手掛けている。 「本当はアーティストになりたかったんですが、貧乏なのにアートだけやっている人にはなりたくなかった。でも、私の考えでは経営もアートなんですよ。美しい仕組みをデザインすることは創造力がなきゃ出来ない。今の目標は女装カルチャーのパリへの輸出!」  女装カルチャーの申し子、かつ異端経営者が、世界を “プロパガンダ”する日も近い? 【MOCAさん】 起業家。’86年生まれ。株式会社UNI(ユニ)の代表取締役。デザイン、プログラミング、映像、漫画、キャバレー跡地の会場管理、イベント、店舗経営、コスプレ通販などを手掛けている。http://uni-web.jp
プロパガンダ

毎月最終土曜日に開催される都内最大級の女装イベント。MOCAさんの事業が軌道に乗ったきっかけ

●女装ニューハーフ プロパガンダ
http://propaganda-party.com/ 取材・文/宮崎智之 ― [ニッチ・ブレイク女]を青田買い!【1】 ―
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