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  • 防衛相、通達撤回を否定 「言論封殺でない」

     北沢俊美防衛相は22日午前の参院予算委員会で、自衛隊関連行事での政治的発言を事実上制約する防衛事務次官の通達について「言論封殺とは全く考えていない」として撤回する考えのないことを強調した。

     通達のきっかけとなった3日の航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)の式典あいさつをめぐり、民主党の松崎哲久衆院議員が入間基地司令と防衛省の課長を呼び出し、課長は「政務三役の指示で再発防止策を講じる」と答えたと明らかにした。

     仙谷由人官房長官は自衛隊を「暴力装置」とした自身の答弁について「適切さを欠いた」と重ねて陳謝。辞任要求は拒否した。

     「暴力装置」は革命家の言葉だとの指摘に対し「東大全共闘の救援対策を担ったが、過激派、極左組織に属したことはない」と強調。自衛隊について「合憲の存在。戦前のようなことが起こらないよう、政治がコントロールしなければならない」と述べた。

     自民党の佐藤正久、佐藤ゆかり両氏への答弁。

      【共同通信】