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チーム内ライバルが成長の糧 |
夢の160キロへ 寺原ストーリー(5) |
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1年春の九州大会後、甲子園を目指した寺原の改造計画が始まった。最初に取り組んだのが、アーム型からの脱却。それまでも130キロ後半を出していたが、故障を避け、よりヒジを上げるフォームへの変更を図った。
チームメ−トの存在も大きかった。同じ学年に投手は20人近くいた。今夏、甲子園で投げた140キロコンビ、左腕の片田晃平、サイドハンドの片山光喜(ともに3年)もそのメンバー。寺原にライバル心を燃やす実力派2人の存在が、寺原の糧になった。
「片田は、寺原よりダッシュが早いし、お互い負けてなるものかと、競り合ってたな」と小川茂仁監督(55)。そんな仲間にもまれ、自然と練習の量も増加。質も高まった。ヒジの上げ方をマスターすると、今度は下半身強化。マウンドの後ろからダッシュをつけてショートバウンドを投げることで、下半身を使って投げるイメージを作っていった。
1年目はじっくり体力強化に励んだが、2年目は精神面を鍛える年になった。最速140キロ台にアップし臨んだ夏の県大会。順調に勝ち上がったが、準決勝で敗退。秋の県大会で雪辱の優勝を果たし、センバツ最有力と言われた秋の九州大会でも、準々決勝で涙をのんだ。
小川監督は振り返る。「勝って当たり前、自分が本当のエースになって、精神的にやらなきゃというのがあったようだ」。この大会で最速147キロをマーク。急激な伸びに、捕手が追いつけずバッテリーエラーを繰り返した。「三塁にランナーがいて、三振をとってそのまま審判の腕に当たったこともあった。キャッチャー取ってくれよ、という顔だった。他のチームだったら4番エースで『お山の大将』で終わっていたかもしれない」。
しかし、寺原には中学の卒業式でクラスメートに誓った「甲子園出場」という目標があった。負けられないチームメートの存在もあった。センバツを逃し、最後のチャンスは3年の夏だけ。人一倍欲が強い寺原は、2度の悔しさを胸に冬場のトレーニングに取り組んだ。その結果は、今年3月の練習試合で「153キロ」となって現われた。【村田義治】
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