河井夫妻の保釈請求、3回目も却下 東京地裁

河井夫妻の公選法違反事件

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 昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われた前法相で衆院議員の河井克行被告(57)と妻で参院議員の案里被告(46)=いずれも自民を離党=について、東京地裁は26日、3回目となる保釈請求を却下した。夫妻の初公判が25日に開かれ、弁護人が保釈請求していた。

 夫妻は6月18日に逮捕され、7月8日に起訴された。初公判で夫妻は地元議員らへの現金提供をおおむね認めたうえで、「買収目的ではなかった」などとして無罪を主張している。

 起訴状によると、克行議員は昨年3月下旬~8月1日、案里議員への票の取りまとめを依頼する趣旨で、地元議員ら計100人に計約2900万円を供与。案里議員は克行議員と共謀し、このうち5人に計170万円を渡したとされる。

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