駒木根葵汰 「ゼンカイジャー」以来の主演作でピアニストに 動画で猛特訓「挑戦」

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 ピアニスト役を演じる駒木根葵汰(右)とヒロイン役を務める優希美青(撮影・開出牧)

 俳優の駒木根葵汰(22)が、BS松竹東急のオリジナルドラマ「商店街のピアニスト」(10月3日スタート。月曜、後10.30)に主演することが22日、分かった。2月まで放送されていたテレビ朝日系「機界戦隊ゼンカイジャー」で主演を務めて以来、初の主演作品。ストリートピアノを通じて出会った人々の交流を描くヒューマンドラマで、駒木根がピアニスト役、女優の優希美青(23)がヒロイン役を演じる。

 戦隊ヒーローがピアノの貴公子に“転身”し、商店街に心揺さぶる音色を響かせる。

 本作はBS松竹東急とホリプロが製作するオリジナルドラマ。街角に置かれた誰でも演奏自由のストリートピアノを通じ、一度はピアノから遠ざかっていた主人公がピアノ演奏者として新たな道を歩き出す成長を描く。

 主人公の澤本蓮を演じる駒木根は、1年間務め上げた戦隊ドラマを終えてから初の主演作。「戦隊とは全く別物に考えている。芝居という事に対して『ゼロから始めよう』と取り組んだので、挑戦の作品です」と思いを明かした。

 コロナ禍のステイホーム中にピアノを購入したが、音楽はほぼ未経験。7月の撮入から「ひたすら聞いてないと体になじまなくて」と、ハラミちゃんらピアノ系YouTuberの演奏動画やクラシックを聴きまくり、役作りは数でこなした。

 商店街にある元楽器店の一人娘・梶原美鳥を演じる優希は、駒木根と同級生。本格的な共演は初めてで「話しかけにくいのかなと思っていたけど、実際はノリが良くてわちゃわちゃしていた。ボケも拾ってくれて、面倒を見てくれた」と居心地の良さに感謝した。

 優希は現場でのエピソードを「蜂が急に入ってきた時に(駒木根が)誰よりも先に助けに来てくれたんです。あれはヒーローだった」と披露。駒木根はこれに「みんなを守らないといけないので!」と即答するなど、別の現場に移ってもヒーローが板に付いていた。