今年プロ25年目を迎え、なお成長を追い求め、ピッチに立ち続けるサッカー界の魂、キング・カズ、三浦知良。
43歳のカズは、今年も「90分全試合出場」を目指し、1月のグアムでの自主トレから、チーム練習、キャンプと徹底した肉体の鍛錬と練習に励む。
カズが所属するJ2横浜FCは去年の不振から脱するため、監督が交代。監督は「日本一厳しい練習をする」と宣言した。カズは、連日ハードな練習メニューを、20代が中心の若い選手たちの先頭を切っておこなっていく。カズが、どんな時でも微塵(みじん)も力を抜かないのには、一つの哲学がある。
「試合でいいプレーをするためには、何かで苦しまなければ楽しみは得られない。物事いいかげんにやったら全然楽しくないし、何でも真剣にやるから楽しい」