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 自民党の麻生派(44人)と山東派(11人)、谷垣グループから離脱した佐藤勉・衆院議院運営委員長が率いるグループ(6人)の大半が合流した新たな派閥「志公会(しこうかい)」(59人)が3日発足した。会長には麻生太郎副総理が就いた。所属議員数で額賀派(55人)を抜き、最大派閥の細田派(96人)に次ぐ党内第2派閥となった。

 発足式後の記者会見で、麻生氏は「新しい政治の形として、(党内で)大きな政策集団二つを考えていくべきだ」と主張。新派閥の顧問に就いた高村正彦副総裁、甘利明前経済再生相らとともに「今の安倍政権をど真ん中で支えていく点に、一点の乱れもない」と強調した。

 旧山東派の山東昭子・元参院副議長は、都議選の結果を念頭に「いま国民が政治家に求めている一番は信頼だ。国会議員の一挙手一投足が重要になってくる」と指摘。佐藤氏は「二大政党制がうまくいかない中で、私どもの派閥がどういう役割を果たすかが非常に重要だ」と語った。

 また、旧宮沢派(宏池会)の流…

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