またまた沖縄から、新星が出現だ！　モンゴル８００、ＨＹ、ＯＲＡＮＧＥ　ＲＡＮＧＥと、全国区のアーティストを続々と生み出している沖縄インディーズ界から、今度はＤ−５１が発進だ。

　Ｄ−５１は、那覇市出身のＹＡＳＵ＝吉田安英＝（２２）と、宜野湾市出身のＹＵ＝上里優＝（２０）の２人組。音楽専門学校の同級生で、昨年６月にボーカルデュオを結成。北谷町で毎週末、ストリートライブを始めると、ポップなメロディーと伸びやかなハーモニーで、瞬く間に人気に火が点いた。

　自主盤シングル「ＬＥＴ’Ｓ　ＴＲＹ」は昨年末までに“手売り”で５０００枚を売り上げた。今年２月に発売した県内限定インディーズ盤「ＳＴＲＥＥＴ　ＢＲＥＥＺＥ」は８０００枚の売り上げで、県内月間チャートで堂々の１位に。

　「全国規模に換算すれば、１００万枚以上の売り上げに相当する」（関係者）という記録。全国からも問い合わせが殺到し、先月５日に全国で緊急発売された。

　このホットな人気ぶりは大手レコード会社にも伝わった。獲得に乗り出したのは計１７社。結果的にポニーキャニオンに決まり、２人の作詞による「ＴＯＰ−」で７月７日にデビュー。北谷町での初ライブからたった１年で、メジャー進出となった。

　２人はこの日、“誕生の地”北谷町・カーニバルパーク美浜でライブを開催。６００人を前に「約１年たくさんの人に出会い、応援してもらいました」と感慨深げにあいさつし、メジャーデビューを報告した。「初めてみんなの前で歌います」と、「ＴＯＰ−」を披露し、地元ファンはもちろん観光客も酔わせた。

　まさに蒸気機関車のごとく、全国を力強く駆け巡る日は近い。

★５・１４から初の全国ツアー

　メジャーデビュー曲「ＴＯＰ−」は、フジテレビ系音楽番組「ＨＥＹ！ＨＥＹ！ＨＥＹ！　ＭＵＳＩＣ　ＣＨＡＭＰ」（月曜後８・０）の、６〜７月のエンディング曲に早くも決定した。

　また今月１４日からは、初の全国ツアーがスタートする。１４日の金沢市を皮切りに、札幌・仙台・名古屋・広島・福岡と２２日までの間に駆け回り、メジャーデビューに弾みをつける。待望の東京公演は７月７日の七夕メジャーデビュー後に予定されている。Ｄ−５１への注目度は、沖縄の夏よりアツい！

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