医療用医薬品 : ホミカエキス

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医薬品情報


総称名 ホミカエキス
一般名 ホミカエキス
欧文一般名 Nux Vomica Extract
薬効分類名 苦味健胃剤
薬効分類番号 2337
KEGG DRUG
D06873 ホミカエキス
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
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添付文書情報2023年11月 改訂(第2版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
ホミカエキス散「ホエイ」 ヴィアトリス・ヘルスケア 2333005B1104 7.3円/g 劇薬

4. 効能または効果

苦味による唾液及び胃液の分泌促進

6. 用法及び用量

通常、成人1回0.2g、1日0.5gを経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

11. 副作用

11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
 頻度不明
精神神経系痙れん注)

16. 薬物動態

16.2 吸収
本剤の主成分であるストリキニーネは消化管や注射部位から速やかに吸収される。
16.4 代謝
本剤の主成分であるストリキニーネは、主としてミクロソーム系酵素により速やかに代謝される。
16.5 排泄
本剤の主成分であるストリキニーネの約20%は代謝されず尿中にそのまま排泄される。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
エキスを単純胃瘻管造設イヌの胃内に投与するとき胃液分泌にほとんど変化は認められないが、コンズランゴ冷浸エキスを同時に適用するとき胃液分泌は増加し酸度も上昇する。さらにエキス又はチンキを単純胃瘻管造設イヌの口内又は胃内に投与するとき胃液分泌、酸度に変化を与えないし、胃、小腸に恒久性瘻管造設イヌになめさせるか胃内投与するとき、バルーン法で胃運動に著しい変化は認められない。なお、strychnineをヒト、イヌの口内又は胃内に投与すると、ゲンチアナチンキとほぼ同様の効果があるという。また脊髄において抑制性シナプス後電位を減弱させて痙攣を引き起こすが、グリシン受容体に特異的に結合することが知られている。ペントバルビタールなどで麻酔したイヌに静脈内投与すると血圧上昇と心拍数増加が現れる1)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. ホミカエキス

一般的名称 ホミカエキス
一般的名称(欧名) Nux Vomica Extract
物理化学的性状 黄褐色〜褐色の粉末で、弱いにおいがあり、味は極めて苦い。
KEGG DRUG D06873

22. 包装

500g[瓶]

23. 主要文献

  1. 第十八改正 日本薬局方解説書, D-952-956, (2021), (廣川書店)

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
ヴィアトリス製薬株式会社 メディカルインフォメーション部
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目11番2号
電話:フリーダイヤル 0120-419-043
製品情報問い合わせ先
ヴィアトリス製薬株式会社 メディカルインフォメーション部
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目11番2号
電話:フリーダイヤル 0120-419-043

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
ヴィアトリス・ヘルスケア合同会社
東京都港区虎ノ門5丁目11番2号
26.2 販売元
ヴィアトリス製薬株式会社
東京都港区虎ノ門5丁目11番2号

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2024/05/22 版