井上尚弥(中央)と父・真吾氏(右)【写真:荒川祐史】

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WBCが発表

 ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)がまた栄誉を手にした。22日(日本時間23日)に世界ボクシング評議会(WBC)が発表した2023年の最優秀選手賞を2年連続で受賞。父・真吾氏も最優秀トレーナー賞を受賞し、親子での快挙となった。

 この日発表されたWBCの年間賞。井上は世界2階級制覇王者のデビン・ヘイニー(米国)、女子のジェシカ・ネリ・プラタ(メキシコ)とともに最優秀選手賞に選ばれた。井上は世界で最も権威あるボクシングの専門誌「ザ・リング」や米スポーツ専門局「ESPN」、全米ボクシング記者協会などでも年間最優秀選手に選ばれている。

 WBC公式インスタグラムでは「無敗、元ライトフライ級王者、元スーパーフライ級王者、元バンタム級4団体統一王者、現スーパーバンタム級4団体統一王者。この2023年で彼はそれまで無敗であったスティーブン・フルトンを破り、WBCの王座を得た。その後の試合で、マーロン・“ナイトメア”・タパレスを破り、122ポンド(スーパーバンタム級)4団体統一王者となった」と称えられている。

 また父の真吾氏も最優秀トレーナー賞を受賞した。尚弥とともに、弟のWBA世界バンタム級王者・拓真(大橋)も指導してきた。「もう一つの偉大な父、息子、そしてコーチの方程式。シンゴ・イノウエは、息子を日本だけでなく世界で最も偉大なボクシング界の代表の一人に育て上げ、ライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級、そしてスーパーバンタム級の各階級で4つの世界タイトルを獲得するのを導いた」と同インスタグラムで紹介されている。

 このほかウェルター級で4団体統一を果たしたテレンス・クロフォード(米国)がパフォーマンス・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、ファイト・オブ・ザ・イヤーにはオシャキー・フォスターVSエドゥアルド・エルナンデスの試合が選出されている。

(THE ANSWER編集部)