浅草で遊園地といえば、昔から「花やしき」。
それは明治の昔から、「花屋敷」として存在しておりました。

しかし、大正１０年の地図を見ると、遊園地がもうひとつ。

ニコニコ遊園地。

実はこのニコニコ遊園地、全くの謎の存在です。

大正時代に入ると、凌雲閣は所有者が変わり正式名称を『浅草十二階』に改めます。
そしてその足元には、「十二階劇場」だったり「国技館」だったりと色々な遊覧設備が設けられるのですが、唯一この「ニコニコ遊園地」だけが、大正１０年の六区の地図にその名前を残すのみで、一体どんな物であったのかがわからないのです。

今回、浅草十二階の研究をしてらっしゃる大学の先生にまで伺ってみたのですが、その謎は解けませんでした…。

どなたか、お知り合いで当時をご存知の方がいらっしゃいましたら、ご一報をお願いいたします（笑）