自民党の石破茂政調会長は２５日の記者会見で、外国要人との会見など天皇陛下の「公的行為」に関し「統一的なルールを設けることは現実的ではない」とした政府見解について「ルールはいらないというなら、憲法の趣旨や陛下の立場を無視した、考えられない見解だ」と批判した。
共産党の志位和夫委員長も会見で「天皇の政治的利用への歯止めがあいまいだ。公的行為には、『天皇は政治的権能を有しない』との原則を厳密に貫く必要があるが、見解は極めて不十分」と指摘した。
