3月30日(土)、31日(日)に幕張メッセにて、「前回よりも10倍楽しいイベントに!」をテーマにしたアニメの最前線イベント『アニメ コンテンツ エキスポ 2013』が開催。3月30日(土)・WHITEステージで行われた『「きんいろモザイク」スペシャルイベント』を終えたばかりの内山夕実さん(猪熊陽子役)と東山奈央さん(九条カレン役)に、作品初イベントの感想やユニット「Rhodanthe*(ローダンセ)」などについてお聞きしました。

『「きんいろモザイク」スペシャルイベント』の模様はこちら



――TVアニメ「きんいろモザイク」の初イベントを終えた感想をお願いします。

内山:イベントでキャスト発表ということで、ステージが始まる前から緊張していました。でも、実際にステージに立ったら皆さんが温かく迎えてくれて、原作やアニメの温かさを皆さんと共有出来たと思える、本当に素敵な時間を過ごせました。

東山:初めて皆さんに(作品のことを)お話させていただく機会であると同時に、初めてこの制服を着る日でもあったので、色々なドキドキが重なっていたんですよ。でも、すごく楽しみにしていたので、皆さんに温かく迎え入れてもらえて嬉しかったです。


――実際にキャラクターの制服を着てみていかがでしたか?

内山:皆さんの目に耐えられていればいいなという思いだけです(苦笑)。

東山:お似合いですよ〜♪

内山:奈央ちゃん!ありがとう!!!(感涙)
鏡越しに制服姿の自分を見て年をとったことを感じたのと同時に(笑)、学生生活を思い出しました。5人揃うと、それぞれ制服の着方が違っていて可愛いんですよね。みんなの制服姿を見ているとすごく癒されます。

東山:初めて袖を通したので、着慣れないかな?と心配したんですけど、体に馴染んでくる感じがありました。制服を着るのは全員久しぶりのはずなのに全然違和感がなくて、まるで同じ学校にずっといたかのような感覚でした。

内山:本当?私、奈央ちゃん(東山さん)と一緒に通える??

東山:通えますよ!中高一貫校だったら通えますから!

内山:・・・ん?(笑)同じ中学じゃなくて、中学と高校ってことだよね・・・?「同じ学校に通ってるイメージ」って言ったじゃないか!!(笑)

東山:(あわてて)4歳違うと言っていたから(笑)。でも、内山さんは陽子と同じ髪型なので、陽子がそのままいるような印象をすごく受けるんですよ。

内山:あはは!奈央ちゃん、ありがとう!(笑)
そうそう!確かにみんなキャラクターとイメージが似ているよね!特に、大宮忍役の西明日香ちゃんは本当に忍のようなイメージですし、ギャップがなくシンクロしていますね。


――5人が初めて顔を合わせた時の印象はどうでしたか?

内山:台本の読み合わせと、オープニング・エンディングのオケ録りを見学させてもらった時に全員が揃いました。見学は自由参加だったけど見事にみんな揃って、ずっと一緒に見学させていただいたので、すごく貴重な機会でしたね。

東山:なんだか社会科見学に行っているような気分がして、和やかな雰囲気で和気あいあいとしていました。会った回数はまだ少ないんですけど、本当に旧友のようです。

内山:わかるわかる!昔から一緒にいたような感じだよね。初対面の人もいたんだけど、初めましてな雰囲気は最初だけで、それ以降は昔からの友達という感じで仲良しなんです。


――その雰囲気が作品にも反映されそうですね。

東山:そうですね。これから色々な活動があるみたいなので、このメンバーでずっとやっていけるのが嬉しいし楽しみです。



――ステージで発表されたユニット「Rhodanthe*(ローダンセ)」について意気込みをお聞かせください。

内山:私はユニットを組むこと自体が初めてなので、この先「Rhodanthe*」という素敵な名前のユニットがどのような広がりをみせるのかすごく楽しみです。名前自体はスタッフさんから案をいただいたんですが、「Rhodanthe*」の表記は私たちで決めていったので、なんだか学校の文化祭のようでした。学生時代に戻ったよう感じを出しながらユニット活動をしていけたらいいなと思います。

東山:スタッフさんが「学校の雰囲気を作りたい」とおっしゃっていたんですよ。もちろん、プロとしてお仕事をさせていただくのですが、部活動や青春の雰囲気を出しながら楽しみたいですね。そんな私たちの活動に、皆さんも巻き込んでいけたらいいなと思っています。


――おふたりは猪熊陽子と九条カレンを演じるわけですが、それぞれのキャラクターをどのように演じたいと思っていますか?

内山:陽子は5人の中で唯一のツッコミなので、ビシビシと明るく突っ込んでいけたらいいなと思っています!(笑)“明るく元気”というのが彼女の取り柄ということで、その明るさでみんなを引っ張っていきたいです。

東山:カレンはハーフの女の子で、まだ日本語はたどたどしい所があります。そこも愛くるしくて、可愛いんですよ。本編中で英語も喋ることになると思うんですけど、英語は不自由にならないように頑張りたいです。性格はすごく天真爛漫で常にハイテンションなので、ステージでもアフレコでも、カレンになっている時はハイテンションで突っ切って、ムードメーカーになれたらなと思います。


――ちなみに、東山さんは英語は得意ですか?

東山:得意かどうかは分かりませんが、すごく好きです。

内山:(東山さんは)得意です!(断言)

東山:ちょ、ちょっと待ってくださいよ(苦笑)。


――では、発音も?

内山:バッチリです!(断言)
喋っているのを聞いたことありますから!めちゃくちゃ流暢でした(笑)。

東山:私の父親が帰国子女なんですよ。9年海外にいたので、父は英語が喋れるんです。小さい頃は、父が英語で話して母が日本語で返すというような家庭環境でした。ひょっとしたらその片鱗が出るかもしれないです(笑)。


――内山さんはツッコミ役のキャラクターを演じるわけですが、ご自身はツッコミだと思いますか?

内山:私自身はツッコミ気質ではないんですよ。

東山:えっ??

内山:ん・・・?本当だよ?(笑)。周りに「突っ込んで欲しい」という人が多いので、別にツッコミが上手いわけじゃないけど、自然とそういう流れになっているだけなんですよ〜(笑)。でも、今まで演じてきた役はツッコミが多いので、さらにキレのいいツッコミが出来るように頑張ります!・・・なんかお笑い芸人みたい(笑)。


――最後に、作品の見所とメッセージをお願いします。

内山:「きんいろモザイク」という作品は、絵からも温かさが伝わるし、何気ない日常がどれだけ素晴らしいことなのかを教えてくれる作品です。ぜひこの作品を見ていただいて、一緒に温かい青春を思い返したり、少しでも癒しになれたらいいなと思っています。ぜひ応援してください。

東山:“ゆるふわコメディ”であるこの作品を見て、可愛過ぎて笑っちゃう感覚ってこういうものなんだと思いました。私たちキャスト陣の学生時代は過ぎてしまいましたが、彼女たちが青春を謳歌している眩しい姿を見て、もうひと花咲かせてやろうぜ!という意気込みで、皆さんと楽しい時間を共有したいと思っています。よろしくお願いします。



(取材・文:千葉研一)


■TVアニメ「きんいろモザイク」

2013年7月より放送開始予定!

【スタッフ】
監督:天衝
シリーズ構成:綾奈ゆにこ
キャラクターデザイン:植田和幸
スタジオ:Studio五組

【キャスト】
大宮忍:西明日香
アリス・カータレット:田中真奈美
小路綾:種田梨沙
猪熊陽子:内山夕実
九条カレン:東山奈央


<あらすじ>
大宮忍、15歳。黒髪たれ目の純和風女子高生ですが、中学生の頃はイギリスに(少しだけ)ホームステイしてました。帰国後も外国への想いをつのらせていた忍に、ある日一通のエアメールが届きます。
「シノブ、今度は私が日本にいくよ!」差出人はアリス・カータレット。
ホストファミリーの一人娘で、金髪碧眼の英国少女!クラスメイトの小路綾&猪熊陽子に、アリスのライバル幼なじみにしてもう一人のイギリスっ子の九条カレンも巻き込めば、5人の日々はきらきら輝くモザイクみたい――日英美少女ゆるふわ学園コメディ、はじまるよ!


©原悠衣・芳文社/きんいろモザイク製作委員会