ディスプレイサイズはiPhone 11 Proが5.8インチ、iPhone 11 Pro Maxが6.5インチを搭載。新搭載のSuper Retina XDRディスプレイ(有機EL)は、458ppiの画素密度、200万対1のコントラスト比、1200nitsの高輝度、高い色再現性をもち、Dolby HDRをサポート。おなじくProを冠するMac Proの経験から開発されたと紹介されました。


3眼カメラは標準、望遠、そして超広角で、それぞれ12メガピクセル。超広角のカメラはiPhone 11シリーズでも11 Pro/Maxだけが搭載します。3つの画角をスムーズに切り替え可能。低照度でも美しい写真を撮影できるNight Photoモードを搭載します。標準、広角カメラは光学手ブレ補正に対応。望遠レンズはF2.0となっており、昨年のiPhone XS比で40%多くの光を取り込めるようになっています。また、Smart HDR撮影や赤目補正機能は機械学習により強化されています。


ビデオカメラとしても強力で、3眼のカメラはそれぞれ、60fpsの4K動画撮影をサポート。3つのカメラの色温度や露出は、カメラの個体差がなくなるよう工場出荷時に調整され、切り替えても最小限の変化となるとしています。また、iOS 13の写真アプリには、高度なビデオ編集機能が組み込まれているため、トリミングやスケーリングといった編集も簡単に行えます。

CPUはApple A13を搭載。第2世代の7nmプロセスでの設計で、CPU+GPUのほかにAI処理のアクセラレーターを搭載します。ストレージは64GB、256GB、512GBという3つの容量を用意します。
顔認証のFace IDは高速化を実現。これまでのiPhoneと同様に、プライバシーの保護について考慮された設計となっています。
電池持ちはiPhone 11 ProがiPhone XS比でプラス4時間、iPhone 11 Pro Maxがプラス5時間とされています。微細化による大量のトランジスタの有効活用に加え、CPUコア効率の向上などの工夫、そして熱設計の見直しにより、省エネルギーながら高いパフォーマンスを実現したとしています。また、今まで通りワイヤレス充電(Qi互換)に対応。
Wi-Fiは新たにIEEE802.11.ax(Wi-Fi6)をサポートし、最大1.6Gbpsまで高速化されています。防水・防塵性能はIP68相当です。

なお、「Pro」と名のつくことから期待される「Apple Pencilのサポート」については発表の中でひと言も触れられていません。製品ページやスペック表にもそういった記載はないことから、Apple Pencilには対応しないものと思われます。

Apple StoreのSIMフリーモデルの場合、容量別の価格はiPhone 11 Proが64GBで10万6800円、256GBが12万2280円、512GBは14万4800円。iPhone 11 Pro Maxは64GBが11万9800円、256GBが13万5800円、512GBは15万7800円となっています。iPhoneの購入特典として、Apple TV+の1年分のサブスクリプションが無料で利用できます。
日本でのiPhone 11シリーズを取り扱う携帯キャリアですが、
Appleの製品ページ上では、
au、NTTドコモ、ソフトバンクとされています。少なくともAppleの製品ページ上では、10月1日に新規参入する予定の楽天モバイルの名前は見られません。