ウクライナ、親ロシア派本拠を攻撃か 東部ドネツクで幹部が被害報告

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 2014年からウクライナ東部ドネツク市を占拠、支配する親ロシア派幹部は16日、市中心部が16日朝にウクライナ軍の砲撃を受け、親ロ派が本拠とする市役所庁舎が被害を受けたと明らかにした。ロシア国営ノーボスチ通信が伝えた。

 この幹部によると、少なくとも男性2人が負傷した。攻撃には、米軍がウクライナに提供する高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」が使われたとしている。砲撃は市役所庁舎がある行政地区だけでなく、ドネツク市中心部の広い範囲に及んだという。

 親ロ派は14年にウクライナ東部の一部を占拠し、ウクライナ軍と武力衝突したときから、ドネツク市を最大の拠点としてきた。ロシアは今年2月、親ロ派が自称する「ドネツク人民共和国」や「ルハンスク人民共和国」を「独立国」として承認し、ウクライナに全面侵攻した。

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