【沖縄が危ない】『反基地無罪』がまかり通る沖縄本島 一方的な報道が誤解を増幅 (1/2ページ)

2015.03.03


石垣市議(左)に詰め寄る辺野古移設反対の活動家たち=2月18日(一部画像処理しています)【拡大】

★(1)

 「石垣へ帰れ」

 2月18日、沖縄県名護市の米軍キャンプシュワブ前で、罵声と怒号が響いた。米軍普天間飛行場の同市辺野古移設に反対する活動家約100人が、現地を訪れた石垣市議4人を取り囲んだのだ。何があったのか。

 沖縄ではいま、尖閣諸島周辺で領海侵犯を繰り返す中国公船と対峙(たいじ)し、体を張って日本の領海を守っている海上保安官が「県民の弾圧者」扱いされる倒錯した状況に陥っている。

 移設に向けた海域の埋め立て作業が進むなか、ボートを抗議船に仕立てて作業を妨害しようとする反対派を、海保が現場海域で阻止しているためだ。

 県紙は「危険なほどエスカレートした過剰警備。けが人も出ている」などと、海保の方を強く非難する報道を繰り返し、県選出の野党国会議員が海保に抗議する事態に発展している。海保は「警備は適正で、けが人は確認していない」と反論している。

 石垣市議4人は、沖縄本島で海保が突き上げられている現状に心を痛めた。

 砥板芳行(といた・よしゆき)市議は「海保は尖閣を守り、離島の急患輸送も担っていて、石垣市民は感謝している。抗議活動は批判しないが、市民の声として、抗議を自制してほしいとお願いするため、反対派が座り込んでいるキャンプシュワブに行った」と話す。

 しかし、砥板氏が演説を初めて1分ほどで、反対派は猛然と反撃してきた。「お前らは議員じゃない、右翼だ」「海保から市民を守れ」などと、わめき声を上げて演説をかき消し、4人が持参した「海保ガンバレ」と書かれた旗を破った。

 市議によると、反対派はメガホンで市議の後頭部をたたいたり、報道陣のカメラに映らないよう足で蹴り上げたりしたという。4人は駆けつけた警察官に保護され、何とか現場を立ち去ることができた。

 

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