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兵庫県尼崎市で2005年4月に乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故で、JR西日本の来島達夫社長は16日、事故車両を社員研修施設で保存し、一般公開するかどうか今後検討していく方針を表明した。同県伊丹市内のホテルで開いた被害者説明会で遺族らに伝えた。出席者らからは「公開すべきだ」「興味本位で見られると傷つく」などさまざまな声が上がった。
JR西によると、大阪府吹田市の研修施設「鉄道安全考動(こうどう)館」を拡張し、事故車両7両全てを保存して社員への安全教育に用いる。現在は1~4両目が同県高砂市内で、5~7両目が大阪市内で保管されている。公開については、遺族や負傷者らへの聞き取りで「事故を忘れたい」などとして反対意見も出たことを踏まえ、慎重に検討するという。
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