中国軍が遼寧省の大連港で改修していた旧ソ連軍の空母ワリャーク(約6万7千トン)の甲板上で3日、数百人の兵士らが参加した式典があった。中国筋によると、共産党中央軍事委員会高官も視察し、完成を確認した。
党軍事委高官による現地視察が確認されたのは初めて。近く予定されている試験航行に向けた準備が進んでいることがうかがえる。
3日朝、濃い朝霧の中、ライトアップされたワリャークの船体が浮かび上がった。ヘルメットをかぶった数百人の兵士が岸壁から次々と乗り込み、整列した。党高官とみられる一行が甲板を歩きながら、設備を確認していた。