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2021年02月19日

女優・モデル/工藤美桜さんインタビュー 「感謝の気持ちを忘れないこと。夢を諦めずに、行動を起こすことが大事」

工藤美桜 女優 モデル インタビュー タウンワークマガジン townwork“宝石+乗り物”という斬新なモチーフで、「人が輝いて生きること」をテーマにした「魔進戦隊キラメイジャー」に大治小夜/キラメイピンクで出演している工藤美桜さん。まもなく公開される『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム』撮影の思い出や現在の仕事観をインタビューしました。

 

バケツで水をかけられるシーンは、水が苦手な私にとって過酷な撮影でした

工藤美桜 女優 モデル インタビュー タウンワークマガジン townwork――劇場版はテレビシリーズ以上に大きなスケールで描かれているそうですが、撮影で印象に残っていることを聞かせてください。

私が演じている小夜と時雨(水石亜飛夢)くん、瀬奈(新條由芽)ちゃん、マブシーナと一緒だった縁日のシーンはとても思い出に残っています。昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響でお祭りなどもすべてなくなってしまい、夏らしいことが何もできなかったんですけど、お仕事とはいえ浴衣を着て、お祭りを堪能できたことはうれしかったですね。

――苦労したシーンや大変だったシーンはありましたか?

その縁日のシーンで、小夜は夢を自由に操る“悪夢のマエストロ”ミンジョ(壇蜜)に小さくされ、水槽へと入れられてしまうんですけど、変身の瞬間にバケツで水をかけられるんです。実は私、水がとても苦手で、プールなどで顔を水につけることすら怖いんですよ。大きなバケツ3個分の水を「せーの!」で一気にかけられるから、ギリギリまで「どうしよう、どうしよう」って瀬奈ちゃんに手を握ってもらい、励ましてもらっていました。私としては一番頑張ったシーンです。

――それは過酷な撮影となりましたね。小夜といえば「エモい」が口癖ですけど、最近、エモいと感じることはありましたか?

キラメイジャーの最終話で6人での変身シーンを撮りながら、もうエモいという言葉だけでは言い表せないような感情になっていました。今でも、その時の写真を見返しては、「この1年間、エモかったなぁ」ってジーンとします。

 

キラメイジャーの6人は、本音のぶつかり合いができる素敵なチームです

工藤美桜 女優 モデル インタビュー タウンワークマガジン townwork――1年間一緒に頑張ってきただけに、みなさんの絆は相当だと思います。6人の空気感や関係性にも変化はあったのでしょうか?

キラメイシルバー役の庄司浩平くんが加入するまでの5人は全員人見知りで、連絡先の交換もしてなかったんですけど、ある日、スタッフさんから「え、LINEのやりとりとかしてないの?」って驚かれて、それで「じゃあ、しますか」となってLINEグループを作ったんです。そこから徐々に打ち解けていって、さらに庄司くんが私たち5人の中の誰にもない人懐っこい性格だったので、6人になってからはさらにいいチームになったと感じました。仲良しなだけじゃなく、厳しくするところはきちんとお互いの意見を言い合うなど、本音でぶつかり合いができるので、素敵な仲間にめぐり合えたと感じています。

――そして、工藤さんも小夜/キラメイピンクを1年間演じたことで、自身が変化、成長したと感じる部分はありましたか?

小夜は奇跡の手をもつスーパードクターだけに自立した大人の女性で、キラメイジャー6人の中でももっとも懐が深く、母性あふれるやさしい女性なんです。小夜を演じているうちに私もそうなりたいと理想の女性像として考えるようになり、影響を受けた部分がたくさんありました。今もまだ上手に話せるわけではありませんが、以前はこういう取材をうける際でも、思っていることをうまく言葉にできなくて。それが、自分が考えていることをちゃんとお話できるようになったので、そういう面で大人になったなと感じています。

 

初めての出演作では現場の厳しさを痛感する一方で、お芝居の楽しさも知りました

工藤美桜 女優 モデル インタビュー タウンワークマガジン townwork――ここからは仕事観について聞かせてください。工藤さんは小学生から芸能活動をしていますが、女優やモデルを生涯の仕事としてやっていこうと決意したのはどんなきっかけだったんですか?

2015年~2016年に放送された「仮面ライダーゴースト」が初めて演技に挑戦した作品だったんですけど、当時はお芝居についてしっかり考えられるわけでもなく、ただ覚えたセリフを間違えないように発するだけで精一杯だったんです。中学生の頃、演劇部に入っていたのでお芝居はもとから好きだったんですけど、プロの世界に入ると勝手も違うし、頭で考えていることがまったく表現できなくて、悔しい思いをたくさんしました。現場の厳しさを痛感した一方で、お芝居することの楽しさも知りました。そこから本格的にこの世界でやっていきたいと思うようになりました。

――他の道へ進もうという考えはありませんでしたか?

ありました。何度もこの世界を辞めようと思いました。でも、芸能界に長くいたので辞めてしまったら、自分には何も残らないんじゃないかといろんなことを考えては落ち込んで。同年代の友達と話していると、みんないろんな夢をもっていて、「こんなことがしたい」と話してくれるんです。当時、保育士やインテリアコーディネーターもいいなと思い、保育系の大学や福祉系に進学しようかなどとも考えたんですけど、やっぱり芸能のお仕事が一番好きだったので、このお仕事を続けることを選びました。

 

私たちの仕事はまわりの支えがあってこそ。みなさんへの感謝は忘れないようにしたい

工藤美桜 女優 モデル インタビュー タウンワークマガジン townwork――これまでいろんな現場を経験してきたと思いますが、仕事をするうえで大事にしているのはどんなことでしょう?

初心を忘れないこと、そして、まわりの方への感謝や相手を敬う気持ちを忘れないように、お仕事と向き合っています。私たちのような職業はまわりのみなさんに支えていただいてできるものなので、そこを軸にしっかりともってお仕事をしたいと考えています。

――そう考えるようになったのはどなたかの影響ですか?

お仕事を始める前に親が言っていたことです。そのあとも、私自身でも、それだけは忘れないようにしたいとずっと念頭においていることでもあります。いろいろなお仕事の現場で、たくさんのことを学ばせてもらいましたが、感謝の気持ちを大切にという気持ちは変わりません。

 

今年は原点に戻ってモデル業にも力を入れたいです

工藤美桜 女優 モデル インタビュー タウンワークマガジン townwork――新年がスタートしたばかりですが、2021年の展望を聞かせてください。

私がこのお仕事を始めたきっかけがモデルだったので、今年は原点に戻ってモデルのお仕事にもっと力を入れていきたいですし、女優としてもいろんな役柄を演じていきたいです。幅広くいろんなお仕事ができたらと思いますので、新年も応援してください。

――最後に、夢や目標へ近づくために頑張っている同世代のみなさんへのアドバイスやメッセージをお願いします。

私も、まだまだアドバイスできるような立場ではないんですけど、この世界に入って約10年、最初は楽しくて始めたことも、時には諦めたくなったり、辞めてしまおうと心が折れそうになったりしたことが何度もありました。でも、お仕事をする中で、「ああなりたい、こうなりたい」と夢がどんどん出てきたんです。結果、たどりついたのは諦めちゃいけないということ。この「魔進戦隊キラメイジャー」も「仮面ライダーゴースト」が終わってから、スーパー戦隊をやりたいという願望が強くなって、諦めずにオーディションを受け続けた結果、叶ったお仕事でした。ですから、夢を諦めずに行動を起こすことが大事だと思うので、同世代のみなさんには頑張ってほしいです。私ももっともっと頑張ります。

 

■Profile
工藤美桜
(くどう・みお)

1999年10月8日、東京都生まれ。小学4年生からモデル活動を開始。2015年「仮面ライダーゴースト」でテレビドラマ初出演。これまでの主な出演作は「めざましテレビ」イマドキガール(フジテレビ系)、ドラマ「咲-Saki―阿知賀編 episode of side-A」(毎日放送)、映画「恋と嘘」、「バイバイ、ヴァンプ!」など。

◆OFFICIAL SITE:https://talent.platinumproduction.jp/kudomio
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◆OFICIAL Instagram:@mmio_kudo

企画・編集:ぽっくんワールド企画
撮影:河井彩美
取材・文:荒垣信子

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