Opera 15 ブラウザ提供開始。Blinkエンジン採用で新生
Opera が Windows / Mac 用ブラウザの最新版 Opera 15 をリリースしました。これまで Opera Next と呼ばれてきた Opera 15 は、Google の Chrome と同じ Chromium のエンジン (Blinkエンジン)を採用した新生 Opera ブラウザ。
ユーザーインターフェースがよりクリーンでモダンに刷新され、改良されたスピードダイヤルやウェブクリッピング機能 " Stash " など新機能を備えるほか、新エンジンで ウェブサイト互換性が向上しています。
Opera 15 は、根幹となるレンダリングエンジンに独自の Presto ではなく、WebKitベースの Blink を採用した初の正式版。Opera は今年2月、Safari や Chrome などで使われる WebKit エンジンへの移行方針を明らかにしましたが、その後4月に Google が WebKit から枝分かれした独自エンジン Blink を発表すると、Opera も自社ブラウザでの採用を表明していました。(Blink の設計思想と今後の新機能については Blink発表記事を参照)。
Opera は伝統的に表示もアプリとしての挙動も軽く速いことを売りとしてきましたが、Blink の採用によりウェブサイトの互換性が向上するだけでなく、エンジンのレベルでは少なくとも Chrome と同等程度の速度を得たことになります。
ブラウザとしての改良点や新機能は:
1. スピードダイヤルの改良。Opera の特徴的な (といっても各社ブラウザでも普及している)、よく使うページをまとめてすばやくアクセスする機能。ピン留めされたページをドラッグ and ドロップで重ねてフォルダを作れるようになった。検索アイコンからスピードダイヤル内の絞り込みも対応。
2. 新機能 " Stash "。いわゆるウェブクリップ。比較したいページなどをクリップして保存しておき、あとから並べてブラウズできる。
3. アドレスバー改良。予測つきのアドレス兼サーチ窓。Google のほか Twitter など複数検索エンジンを利用。
4. Discover。 カテゴリーや場所ごとに、人気の最新記事やページをブラウザ機能として提示。
5. Off-roadモード。 ネットワーク状況が悪い場合など、ページを圧縮転送して高速表示する。
Opera 15 は Windows / Mac 版がすでにダウンロード可能です。
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