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ギョーザ事件対応、味の素も検査を強化

2008年03月05日19時07分

 味の素グループの味の素冷凍食品は5日、日本たばこ産業の子会社が販売した中国製冷凍ギョーザによる中毒事件を受け、安全管理体制を見直すと発表した。中国から輸入する製品・原料の農薬検査を拡充し、中国での生産委託工場の管理基準も強化する。問題のギョーザを製造した天洋食品からの原料購入は打ち切ることも表明した。

 味の素冷凍食品は、生産委託先を含む中国の計9工場で原料の農薬検査の範囲を拡大。これまでは野菜だけが対象だったが、新たに魚介・肉類、加工原料でも実施する。

 輸入後の製品に対しても、日本国内で農薬検査を実施する。また、委託工場に出入り口の監視カメラ設置を義務づけるなど管理基準を強化し、監査の項目も増やす。将来は中国以外の海外や国内の生産拠点でも、管理を強化していく考えだ。

 同社は「ピリ辛カルビ炒飯(チャーハン)」など2商品で、天洋食品から購入したカルビ肉を原料に使っていた。

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