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議会は「ライフル協会が掌握」=銃規制強化に悲観的−米大統領

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は19日、サウスカロライナ州の教会で白人の男が黒人9人を射殺した事件に絡み、全米ライフル協会(NRA)が議会を掌握しているため、銃規制強化の法整備は望めないと改めて認めた。ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が、22日に配信されるインターネットラジオの一種「ポッドキャスト」の大統領インタビューの一部をサイト上で公開した。


〔写真特集〕米チャールストンの教会で乱射〜9人が犠牲に〜


 大統領はインタビューで「不幸なことに、議会でのNRAの支配力は極めて強い」と指摘。「今の議会で何らかの法的措置が取られるとは予見していない。国民が切迫した感覚を十分抱くまで、確かな措置を講じることができるとは思えない」と述べた。 
 NRAは豊富な資金を武器に銃規制強化反対のロビー活動を展開し、規制を訴える大統領の前に立ちはだかってきた。米メディアによれば、NRA幹部は自身が主宰するネット上のチャットルームで、教会の信徒が自衛のため銃を持ち込むことを認められていれば、犠牲を防げたかもしれないとの見解を示した。(2015/06/21-11:04)


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