アダルト女優・小澤マリア主演映画 イスラム教団体から反発

2010.05.08


インドネシアの映画館に置かれた小澤の主演映画「ミヤビ誘拐」の立て看板(共同)【拡大】

 世界最多のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアで、日本のアダルトビデオ(AV)女優、小澤マリア(24)主演の青春コメディー映画「ミヤビ誘拐」の上映が始まった。

 同映画は昨年、イスラム強硬派が反対デモを行うなど物議を醸し、製作がいったん中止に。今回の上映でも、イスラム教聖職者の団体から「ポルノ女優がアイドル化されると、青少年に悪影響がある」など反発の声が出ている。

 小沢は同国でAVの海賊版DVDが広く流通し「ミヤビ」というニックネームで知られる。この映画は、ジャカルタの映画製作会社が昨年9月に製作を発表、イスラム強硬派団体が「道徳破壊者の来訪を拒否する」と抗議デモを行うなど各地で反対運動が起きた。

 今年3月、シナリオを一部変更し、東京で2週間ロケを行って映画を完成させたが、ヌードシーンはないという。(共同)

 

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