アサリ大半に外国産混入か

「熊本産」農水省が調査

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 農林水産省は1日、熊本県内の漁獲量を大幅に上回る量のアサリが同県産として販売されている疑いがあると発表した。全国の広域小売店を実態調査した結果判明し、大半に「外国産アサリが混入している可能性が高い」とみている。金子原二郎農相が閣議後記者会見で明らかにした。

 調査の結果、熊本県産とされるアサリの推計販売数量は調査期間の3カ月間で2485トンとなり、2020年の熊本での漁獲量21トンを大幅に上回った。また、国産として小売店で売られていたアサリを50点買い上げて科学的に分析。熊本県産のほとんどに中国や韓国などの外国産が混入している可能性が高いと判定した。