皆さんこんにちは、橋本清です。 今回は、ロッテの2軍監督、 高橋慶彦さんと話をしてきたときのことでも書きましょうか。 ファーム日本選手権の前日、 新潟で一緒に食事をしてきたんです。 ハシキヨ 「いよいよ明日ですね。 どんな気持ちで試合に臨みますか?」 慶彦さん 「最後は7連勝して逆転優勝を決めたから、 シーズンの延長だと思って、 8連勝しようと選手たちには言ってるよ。」 ハシキヨ 「監督になって1年目でリーグ優勝したわけですが、 指導方法はどんなことを心がけてたんですか?」 慶彦さん 「とにかく基本だよな。 基礎をしっかりと固めないと。 あとは、野球をやる以前に、 挨拶とか礼儀が大事だろ! 人としての基礎もしっかりしてないとダメだ!」 ハシキヨ 「明日の試合で期待する選手は誰ですか?」 慶彦さん 「うちには飛びぬけた選手はいないよ。 とにかく、いつもどおり戦って8連勝を目指すよ!」 こんな話をしてきたんです。 慶彦さんは豪快な人で、男として好きな先輩です。 静ではなく動の人柄。 そういうところに僕も魅力を感じています。 慶彦さんの下でプレーしているロッテの選手たちも、 同じような感じで接してるんじゃないでしょうか。 親分肌というか、そういう魅力が慶彦さんにはあるんです。 慶彦さんは、崖っぷちに追い込まれても、どっしりと構えていられる人です。 今年の采配には、その人柄が出ていましたよね。 最後の最後で逆転優勝できたのも、 あせらずに自分達のスタイルで戦い続けられたからだと思います。 慶彦さんは、選手たちのことを信頼しています。 人間形成を掲げている慶彦さんについてきた選手だからこそ、 この信頼関係が生まれるのでは無いでしょうか。 ファーム日本選手権でも、 まさにこのチームカラーが出ました。 阪神の蕭が7回までパーフェクトピッチングをしていて、 4対0で阪神がリードしていました。 ここまでの流は完全に阪神ペースです。 でも、ロッテ側のベンチには、焦りは感じませんでした。 慶彦さんも、選手たちも、最後まであきらめない姿勢でした。 7回までワインドアップでしか投げていない蕭は、 8回の先頭打者、細谷をヒットで出すと、 急にリズムが崩れだしました。 ワインドアップとセットポジションって、 皆さんが思っている以上に大きな違いがあるんです。 7回までずっと片方の投げ方しかしてなかったのに、 急にセットポジションで投げなければいけないので、 このタイミングで崩れることって意外に多いことなんです。 とはいえ、あれだけ完全に抑えられている状態から、 よく8回、9回の2回だけで4点差を逆転しましたよね。 そして、9回の裏で追いつかれ延長に入り、 いやなムードの中、10回に勝利を引き寄せましたよね。 慶彦さんの人柄でまとまったチームが、 慶彦さんと同じようにどっしりと構えたうえでの逆転勝利だったと思います。 試合後に慶彦さんは、 「どうだ、俺らしい試合内容だっただろ?」って言っていました。 本当に慶彦さんの色がそのまま出た試合展開でした。 慶彦さん、そして選手のみんな、優勝おめでとうございます! 慶彦さんのもとで、個性の強い、 そしてやんちゃな選手が育っているのを感じました。 どんどん1軍に、やんちゃな慶彦チルドレンを送り出してください! これからも期待してます! ファーム日本選手権では、 もう1つ嬉しいことがありました。 試合前にロッテの育成選手の西野が、僕のところに挨拶をしにきたんです。 西野 「橋本さん。お久しぶりです。 富山の高岡ボーイズで教えて頂いた西野です!」 ハシキヨ 「西野って、あの西野だったのかー! 久しぶりだなー。 どうだ、あの時言ってたこと、プロでも使えるだろ?」 西野 「はい。本当にありがとうございました。」 嬉しかったですねー。 僕が接した子の中からプロ野球選手になってたなんて。 慶彦さんに話を聞いたら、 春先には支配下登録しようと名前が挙がっていたらしい。 でも、あとちょっとのところで調子を落としてしまって、 今年は育成のままだったのだとか。 来年こそは、支配下選手になれるようがんばれ! こっちも期待してるぞ! 西野、気合じゃー!
■『ASJ ドリームベースボール』とは? 『ASJ ドリームベースボール』は、米国で爆発的な人気を誇る「ファンタジーベースボール」の流れを汲むオンラインプロ野球ゲーム。ユーザーは、オーナーとして、保有する「選手カード」でチームを編成し、実際のプロ野球の試合に備える。試合での選手のパフォーマンスは独自の選手評価指数「ベースボールレイティング(BBR)」に基づいて算出される。BBRはNPB-BIS公式データをもとに選手の1試合ごとの成績はもちろんのこと記憶に残る活躍までを数値化したもの。その数値をベースに、選手カードの能力、アイテム効果などが加味されてチームの獲得ポイントが決まる。チーム登録は「無料」。10年シーズンの登録は3月1日から開始される。
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