97年CM業界10大事件 |
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福岡放送と北陸放送で「CM間引き」発覚
6月、福岡放送で過去20年にわたるスポットCMの間引き放映が発覚。さらに2週間後、今度は北陸放送でも、機械操作の誤りなどによる間引き放映が発覚した。「間引き」はスポンサー企業に対する裏切り行為。マスコミを連日騒がせた、97年最大級のCM事件。
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2
椎名桔平のオールヌードに大騒ぎ!
椎名桔平が裸でラーメンをすする姿に賛否両論が寄せられた(日清食品「日清ラ王」)。この騒ぎ、朝日新聞の投書欄で作家・内田康夫氏が抗議したのがきっかけ。最近作では、椎名桔平が「もう脱がないぞぉ」と服を来たまま温泉に沈み、この騒動を茶化してみせた。
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3
有森裕子選手「私だってCMに出たい」
陸上選手・有森裕子さんは、現役のままでの自由なタレント活動を希望し、5月より新聞広告、CM出演に踏み切った。これは、日本オリンピック委員会などが、競技以外のタレント活動などを厳しく制限している、現在のアマチュア規定に一石を投じるもの。
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4
「CMはトレイタイム」で乱一世が降板
『トゥナイト2』(テレビ朝日)で、タレントの乱一世がCMの直前に、視聴者にトイレに行くように勧める発言を。これに対して局側は、乱一世には当分出演を控えるように勧告。さらに担当の取締役ら5人も減棒、減給、けん責という処分が下った。口は災いの元?
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5
個人視聴率調査で広告主はニッコリ
4月、テレビの個人視聴率調査が本格的に開始された。従来の視聴率調査では、一世帯の中で誰がテレビを見ていたのか不明だったが、個人視聴率調査では、時間、性別、年齢まではっきりデータとして分かる。スポンサー企業には「CM戦略が立てやすい」と好評。
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6
夜ふかしの子供が増え、タバコCMが消滅へ
97年4月から、メーカー側の自主規制によりタバコCMがなくなることに。これまで深夜にオンエアしていたが、深夜帯の未成年のテレビ視聴者が増えたため、今回の措置となった。ただし、投げ捨て禁止などのマナー広告や企業PR用のCMはそのまま残るという。
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7
視聴者の抗議にCM差し替えが頻発
「写ルンです」シリーズで、沢口靖子が火星人に言う「長男じゃないわよね」のセリフが差し替え、萩原健一出演のNTTパーソナルで「私のおじさん」というセリフが援助交際を思わせると差し替えになるなど、視聴者からのクレームも妙に細かくなってきた。
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8
フジテレビ、CM外してW杯を完全中継
サッカーW杯最終予選「日本対カザフスタン戦」の中継でフジは、試合中CMを一切入れずノーカット放映に踏み切った。スポンサーを説得してのCMカット放送は画期的なこと。視聴者はトイレにも行かずに熱中?したためか、37.2%の高視聴率を記録した。
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9
ライバル会社へCMタレントの移籍相次ぐ
所ジョージがファミリア(マツダ)のCMからキャバリエ(トヨタ自動車)に。とんねるずがサッポロビールのCMからモルツ(サントリー)のCMになど、ライベル会社へのタレント移籍が目立った。仁義なきCM界にしたのはタレント?それとも広告主?
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10
人気タレント出演の金融CM、不祥事で自粛
竹野内豊をキャラクターに起用していた山一証券は、事実上の倒産によってCMも中止に。利益供与事件で問題の野村証券にはSMAPの草弓剪剛、第一勧銀には西田ひかるがCM出演していたが、自粛によって見かけなくなってしまった。タレントにとっては迷惑?
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