<マレーシア機>ナジブ首相「インド洋に墜落」

毎日新聞

 ◇衛星データなどの解析を根拠に

 【バンコク岩佐淳士】クアラルンプールから北京に行く途中で消息を絶ったマレーシア航空機について、マレーシア当局は24日、衛星データなどの解析により、同機がインド洋南部で墜落したとほぼ断定した。同国のナジブ首相が記者会見で明らかにした。乗員乗客239人の生存は絶望的になった。インド洋ではオーストラリア政府などの捜索活動が続けられており、各国の哨戒機などが残骸の発見を急いでいる。

 豪州政府は20日、衛星画像の解析により、同国西部パースの南西約2300キロの海上で不明機の残骸の可能性がある二つの物体を発見したと発表。オーストラリアと中国の捜索機は24日、それぞれ海上で大型の漂流物を発見し、機体の残骸かどうか回収・確認作業を急いでいる。

 同機は8日午前1時半(日本時間午前2時半)ごろ、マレー半島東沖で民間レーダーから消えた。その後、軍レーダーや衛星情報で、同機が西に大きく航路を外れ、6時間以上飛行を続けていた可能性のあることが判明。飛行ルートとして想定される中央アジア、インド洋の2方面で各国合同チームによる捜索が行われてきた。

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