三田市長に不信任案、議会が否決 市民病院再編問題などで

青木康行
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 兵庫県三田市の田村克也市長(57)が市民病院再編統合計画の白紙撤回を掲げた公約を翻した問題などで、市議会は28日、田村市長に対する不信任決議案を否決した。共産や維新の議員らが連名で決議案を提出。投票の結果、出席議員22人のうち賛成10、反対12となり、不信任決議に必要な出席議員4分の3に賛成が満たなかった。

 不信任決議案は、同じく市長の公約だった、18歳以下の子ども医療費や中学校給食費の無償化が新年度当初予算案に盛り込まれず、市政への不信、混乱を招いた点も指摘していた。田村市長は「不信任決議案を提出される事態になったことを真摯(しんし)に受け止め、今できることを着実に推進する」と述べた。

 市議会は昨年11月の本会議で、田村市長に対しての問責決議を賛成多数で可決していた。(青木康行)

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