【瞬間映像】乗客が撮影か 機内に白い煙のようなものが

NHKが羽田空港に設置したカメラの映像では、午後5時47分ごろ、飛行機が滑走路に降りてきた直後に機体からいきなり炎があがった様子が確認できます。その後、飛行機は炎を上げながら滑走路を進んでいく様子が映っていました。

乗客撮影の映像 脱出前の緊迫の様子が

非常口付近に座っていたという30代の男性が撮影した1分余りの映像には、脱出する前の緊迫する機内の様子が写っています。
映像では、機内には白っぽい煙が充満するしていて乗務員が何度も「鼻と口を覆って、姿勢を低くして下さい」と強い口調で呼びかけています。乗客は通路で身をかがめたり口を手で覆ったりしていて、「開けて下さい」と大声で泣く子どもの声も記録されています。

乗客が撮影した写真 “機体の後方から赤い火”

日本航空の旅客機に搭乗していた40代女性が撮影した写真です。旅客機から脱出して避難する際の写真では、機体の後方から赤い火が出ていて、灰色の煙が上がっているのも確認できます。機体から離れようとするほかの乗客たちの緊迫した状況も写っています。

SNSに投稿された映像では

事故が起きた日本航空機体に搭乗していたとみられる乗客が撮影し、SNSに投稿した映像や写真です。機内から滑走路を移動する様子を撮影した映像では、滑走路から白い煙があがり、ときおり赤い火花が見えます。また、機内に白い煙のようなものが漂っているのも確認できます。

機体の外に乗客が脱出している様子を写した写真では、機体の一部が赤くなっていることが分かります。

50代男性 “飛行機に乗っていた娘から写真や動画が”

北海道に旅行に行っていた20代の娘が飛行機に乗っていたという50代の父親のもとには、燃える機体を撮影した写真や映像が送られてきたといいます。

機内から撮影したとみられる写真からは、窓の外がオレンジ色に燃えている様子が確認できます。脱出後に撮影したとみられる動画には、脱出用のシューターや機体の下が燃えている様子が写っています。

父親は「娘から連絡があり、乗っている飛行機が燃えたという連絡があった。機内から撮影した写真などが送られてきたが、燃えている飛行機を外から撮影した写真が送られて来たので無事に脱出できたと思い、命が助かって良かった。こんなことが起きてびっくりしています」と話していました。

別の航空機に乗っていた男性が撮影した映像も

2日午後6時ごろ、羽田空港の滑走路上で別の航空機に乗っていた男性が機内から撮影した映像では、前から来た航空機とすれ違った際に、炎があがっている様子が写され、「ボン」という爆発音のような音も確認できます。

男性は、「飛行機が走っていたので動画を撮影していたところ、いきなり機体からオレンジ色の炎があがって爆発音が鳴ってびっくりした。機内に待機してくださいという案内があり、滑走路上で待機しています」と話していました。

爆発の瞬間を目撃した男性 “突然目の前で爆発的に炎が”

羽田空港第3ターミナルのデッキ付近で写真を撮影していた40代の男性は、機体が爆発した瞬間を目撃し、写真に収めていました。写真には機体は写っていませんが、空港の建物の奥に激しく炎と黒煙が上がる様子が写されていました。

撮影した男性は「別の飛行機を撮影中、突然、目の前で爆発的に炎が上がり、その後、SNSで検索し飛行機で火災があったことを知りました」と話していました。

中学生が機内で撮影した写真には炎や煙が

視聴者事故の直後に、主翼の近くの座席にいた乗客が撮影した写真では、窓の外に炎のような赤い光が確認できます。

また、窓際の席から外を撮影した写真には、飛行機の翼に黒いすすのようなものが付いているのが確認できます。さらに、滑走路に避難した直後の写真では、機体が前に傾き、炎と煙があがっています。

撮影した中学生の男子生徒の母親によりますと、日本航空516便には家族3人で搭乗していて、去年31日から北海道にスキー旅行に行っていた帰りだったということです。

自分も搭乗していた母親(47)は事故当時の状況について「衝撃音でびっくりしました。翼のそばの席でしたが、はじめは何が起きたかわからず、徐々に火が見えてきました。現実感がありませんでした」と話していました。

乗客は

事故のあった航空機の乗客は

帰省先から自宅に戻る際に炎があがった航空機に搭乗していた男性は「着陸した瞬間は、ふだんと変わらない様子でしたが、ドーンという音がしたあと、外がオレンジ色にぱっと光って、燃えているのが見えました。機内では、『落ち着いてください』『荷物を取らないで、立ち上がらないで』というアナウンスがありました。煙はすぐに消えると思いましたが、どんどん充満したのでシートベルトを外して煙を吸わないようにした。とりあえず子どもだけは守らなければと思った。このようなことが起きて本当に驚いたが、無事で良かった」と話していました。

帰省先の実家から帰るために娘と一緒に事故のあった航空機に乗っていたさいたま市の20代の女性は、「普通に着陸したと思っていましたが、気がついたら煙くさくて窓を見たら燃えていました。逃げる時は、娘だけは守らなければと思って姿勢を低くして、とにかく煙を吸わないことだけを考えていました。機内は子ども連れが多く、子どもが泣き叫んでいました」と話していました。

事故があった航空機に家族3人で乗っていた女性は「ドンという衝撃があり、着陸にしては荒い操縦だと思っていたが、まさか事故を起こしたとは考えもしなかった。そのうち煙くさいと思っていたところ、機内アナウンスで姿勢を低くするよう指示されたが、混乱していたのか、逃げろという明確なアナウンスはなかった。前の乗客が移動したので、ついて行って脱出することができた」と話していました。