|
|
|
ばんえい菊花賞に続き2冠達成を狙うシベチャタイガー |
3歳世代の最強馬を決める「第36回ばんえいダービー」(BG1)が24日に開催される。3歳3冠レースの最終決戦となるだけに、負担重量も730キロ(牝馬は710キロ)にアップ。どの馬にとっても初めて体験する過酷な高重量戦となる。世代の頂点に輝くのは果たしてどの馬か。注目馬を紹介する。(須貝拓也)
ばんえい菊花賞でゴール前きっちり差し脚を伸ばしたシベチャタイガーが今回も最有力となりそうだ。菊花賞後は古馬の実力馬がそろう500万下クラスに出走、成績はいまひとつだったが700キロ超の高重量を経験したのは強みだ。三浦孝幸調教師は「古馬とのレースは追走で精いっぱいだったが、同世代なら負けられない。ダービーでも好位から粘りこみたいね」と2冠制覇を目指す。
ここにきて調子を上げているのが菊花賞2着のアローファイター。これまで重賞は常に3着以内と大舞台で好走が続くだけに、頂上決戦で結果を残したいところだ。「夏以降、馬体が充実してきた。スタートの良さが武器なので積極的なレースをしたい」と高嶋紳一調教師が期待する。
昨年まで4年連続で牝馬が優勝するなど、近年のダービーは牝馬の好走が目立つ。今回はオークス馬のニシキガール、1冠目のばんえい大賞典を制したプリンセスモモ、黒ユリ賞を勝ったエリザベスライデン、プリンセス賞の勝ち馬ペガサスプリティーの3強牝馬が出走する。
注目したいのが下級条件戦ながら9月から12連続2着以内と好走を続けたエビスオニワカ。一気に100キロ増となる重量は不安点だが上位を狙う力はある。前年の2冠馬カネサリュウの底力にも期待したい。
|