165系の運転 | 鉄道マンたしろかおるのナイショ話

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元山手線運転士・元参議院議員 たしろかおる の鉄道ブログです。

元山手線運転士で、現在は参議院議員の たしろかおる です。


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今回は、運転士の仲間から届いた、165系運転の思い出をご紹介します。



この写真は、私が撮影した165系急行「富士川」です。現在の特急「ふじかわ」の前身となります。特急になる前(165系を廃車する前)に一時的にヘッドマークを付けた時に撮影しました。


写真では4両編成ですが、私が運転士になったときは5両(2M3T)編成でした。勾配起動時には加速が悪くて、雨天時は空転して大変苦労しました。


165系は、東海道、身延、飯田の各線で運転されていました。飯田線に使っていた165系を静岡運転所(現、静岡車両区)に回送することがありました。飯田線で運用されていた165系の中に、運転席のイスが、何とも座り心地の悪い車両がありました。座る部分がスナックなどにあるような丸イスだったと記憶しています。電車が揺れるとイスも揺れてしまい、特に横揺れの時、椅子に座って踏ん張るのがキツかったです。


私はよく、急行「富士川」で165系に乗務しました。運転台には冷房がなく、夏は暑い思いをしました。客席から運転台までダクトが伸び、客室からの冷気が入る仕組みになっていましたが、クーラーからの冷気が直接入るわけではなく、客室の空気が入るだけなので全く冷えません。夏場はいつも窓を全開にして運転していました。


また、東海道線などでは、一部通勤帯の普通列車にも運用されていました。2つドアで、しかも片開きで狭いため、客扱いに時間がかかってしまい、いつも回復運転をしなければならない状態でした。


165系の車両そのものは、特別悪いクセはなく、運転しやすい車両でしたが、2M3Tでの勾配線区、通勤帯での運用は、運転士泣かせでした。


ちなみに、大きな声では言えませんが、165系2M3Tで勾配線区に挑み、途中で空転を起こして列車を止めてしまう運転士は、だいたい同じ人でした・・・。




今回もご覧いただき、ありがとうございました。


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