ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)は現地時間2月7日、ブランドデザインを28年ぶりに刷新した。従来の紺と黄から、紺と白に変更する。フランクフルト国際空港にある格納庫で、新塗装を施したボーイング747-8型機(登録番号D-ABYA)をお披露目した。
◆「ツル」導入100周年
尾翼などに描かれているルフトハンザのシンボル「ツル」は、1918年にドイツ人デザイナーのオットー・フィルレが制作。2018年で100周年を迎えることから、変更する。
これまで主翼にデザインしていたツルのロゴは、黄色の円の中に紺色のツルを配していたが、変更後は紺色の円に白いツルをデザインする。また、円の罫線をやや細くする。ウェブサイトも、黄色をベースにしたものから紺色に変更する。
2018年末までに、40機を新デザインに変更。2025年までの7年間で、全機を塗り替える。今後2年間で、食器やアメニティ、毛布なども交換する。
現在のデザインは1990年から導入。今回の新デザインは、28年ぶりの変更となる。
お披露目に先立ち、フランクフルトのルフトハンザ本社で会見した同グループのカーステン・シュポアCEO(最高経営責任者)は、「ツルのロゴは東京で多く見られるが、(ルフトハンザが拠点とする)フランクフルトとミュンヘンにもたくさんある」と述べた。日本航空(JAL/JL、9201)の「鶴丸」ロゴを意識したものとみられる。
◆8日にお披露目飛行
2月8日には、新塗装の747-8とA321(D-AISP)がドイツ国内と欧州をめぐり、紺と白に改めたロゴをアピールする。747-8はドイツ国内を周遊する特別便に投入。フランクフルトを出発後、デュッセルドルフやハンブルク、ベルリン、ミュンヘンなどを経由し、フランクフルトに戻る。
翌9日からは定期路線に投入。ニューヨークやボストン、シカゴなどの各線で運航する。
A321は定期路線の一部に投入。ミュンヘン-ミラノとパリ線を往復し、ミュンヘンからフランクフルトへ向かう。
Yusuke KOHASE
最終更新:2/8(木) 9:18
Aviation Wire
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