盧溝橋事件80年 実写とアニメ融合の映像で軍人たたえる/台湾

【社会】 2017/07/06 16:51
国防部報道官のフェイスブックページより

国防部報道官のフェイスブックページより

(台北 6日 中央社)抗日戦争(日中戦争)の発端となった「盧溝橋事件」が7日で発生から80周年の節目を迎えるのを前に、国防部(国防省)は6日、犠牲となった軍人の貢献をたたえる映像を発表した。「移り変わる時代、変わらぬ使命」をキャッチコピーにした映像は、実写とアニメーションを融合させ、事件から80年経過した今も、国家を守る決意と信念は変わらないというメッセージを伝えている。

映像は飛び出す絵本が開かれるところから始まり、1937年、事件の舞台となった盧溝橋(中国大陸・北京)で国軍が日本軍と対峙し戦う姿がアニメーションで描かれている。絵本が閉じられると、実写映像に切り替わり、軍人が子供とほほ笑み合う様子が映し出される。

国防部によれば、今回の映像制作には映画監督の于永傑氏と楊森氏が顧問として招かれたほか、国防大学政治作戦学院で美術を専攻した士官や軍事新聞通信社が協力して制作に携わった。

(謝佳珍/編集:楊千慧)