The Wayback Machine - https://web.archive.org/web/20050210003952/http://www.fujitv.co.jp:80/jp/golden/pub/00-154.html
知っ得情報
好きになった男の周りで起こる連続殺人!
エステティシャン・コンビが恋に事件解決に大ハッスル!!
久本雅美、さとう珠緒、東 幹久らの出演で送るコミカルサスペンス
金曜エンタテイメント
『美容エステ探偵~悪魔のフィアンセ~』
<6月16日(金)午後9時放送>



 今、人気絶好調の久本雅美とマルチな女優へ躍進中のさとう珠緒のコンビで、エステティシャンの先輩、後輩が同じ男を好きになり、互いに牽制し、出し抜き、恋を勝ち取ろうとしながら、その男の周りで起こる連続殺人の謎を推理し、解決しようとする二人の活躍ぶりを描いた金曜エンタテイメント『美容エステ探偵~悪魔のフィアンセ~』6月16日(金曜午後9:00~10:52)に放送される。

 エステティシャン、高野真由美(久本雅美)の勤める店で、客のOLがナイフで殺された。そのOLを迎えにきたのが、婦人服売り場で万引きと疑われた彼女を救ってくれた木山晋平(東幹久)。カッコいい言葉で真由美を酔わせた男だ。
 晋平を見かけた真由美の後輩の酒井有希(さとう珠緒)は「タイプ!」と思ったが、その夜、街中でバッタリ出会い、女心をシビレさせる晋平のセリフにのぼせ上がる。数日後、その晋平をつけていたホステスがまたもナイフで背中を刺されて殺される。
 保険金殺人の疑いで晋平を追う保険調査員の黒川(宇梶剛士)から真由美は、晋平の恋人だった友人を事故で失った桶川澄夏(荻野目慶子)に詳しい事情を聞いて見るよう勧められる。訪ねてきた真由美に、賭けに溺れている晋平の姿を見せた澄夏は、「女から金を騙し取る男」と言う。
 晋平に近づく女は次々と殺され、刑事たちも晋平に疑惑を抱く。それでも彼を思い切れない真由美は、有希とともに、晋平の無実を証明しようとするが…。
 エステティシャン先輩・後輩コンビが恋に事件に大ハッスルのコミカルサスペンス。
 ほかの出演は、エステサロン社長の庄村那加で五月みどり、大館刑事で佐藤正宏、日比野刑事で岩谷健司、エステサロンの常連客で、殺されるOL矢島恭子で森麻衣子たちといった個性的演技派の面々。
 脚本・橋本以蔵、演出・伊藤寿浩

 後輩の面倒見のいいエステティシャン、高野真由美を演じた久本雅美は、
「30歳半ばで独身、彼氏もいなくて、エステの店を持つため懸命にお金を貯めている。でも男嫌いではなく惚れっぽいたちで、男から、“あなたにはコバルトブルーが似合う”と言われ、笑っちゃう人が多いのに、すっかり有頂天になってしまう、割と信じやすいタイプの女性です。
 エステティシャンの役は初めてですが、これまで2度ほどエステサロンへ行ったことがありますので、手の動きなどの所作には自信があります。もっとも、簡単そうなのをやらせてもらったんですけど…。
 真由美が好きになった晋平を後輩の有希も好きになり、ライバル意識が生まれ、恋の駆け引きが始まります。もともと、ルームメイトで仲良しだったのが、牽制し合ったり、出し抜いたりしているうちに二人の仲が怪しくなってきます。
 真由美は、変わった性格でもなく、ごくごく普通な女性であるところが逆に難しく感じましたので、あまり考え込まないで、作らず、自然体で楽しみながら演じました。
 珠緒さんは、基礎がしっかりしていて、いろいろな役柄を体験したいという意欲に燃えている人です。アップで顔を見るだけでも、茶の間の皆さんはキュートで可愛いなと感じられるでしょう。珠緒さんとの女同士の友情と、二人が交わす会話のおかしさを味わっていただければ嬉しいのですが…」
とドラマ同様の絶妙の間合いで語っている。
 真由美の後輩で一人前のエステティシャンをめざす酒井有希役のさとう珠緒は、 「エステサロンで真由美先輩の助手をしながら勉強し、いつか店を持って一本立ちしようと大望を抱いているけど、先輩と同じく独身で彼氏もいなく、その不満をブランド品の買い物でまぎらわしているという、明るいけど熱しやすく冷めやすい現代っ子です。先輩の部屋で暮らし、先輩が好きで頼り切っている甘えん坊なんです。
 先輩が付き合い始めた、寂しい目をした横顔の素敵な晋平さんから“君の声は南の海の風を運んでくる”と声をかけられてボーとなり、恋に先輩も後輩もあるものか、と彼にアタックを始めます。
 先輩にたいして、甘えたり、冷淡になったり、コロコロと態度が変わっていくところをわざとらしくなく、スムースな感情移入で表現するよう努めました。
 久本さんとはドラマでは二度目なんですが、演技の時だけでなく、普段から面白くて楽しい方です。周りへの気遣いも人一倍細やかで、よく差し入れされたり、若いスタッフや出演者たちと話し合って笑わせたり、素晴らしい人です。
 このドラマはサスペンスですが、推理の面白さと同時に、おかしくて大笑いするシーンや感動的な場面もたくさんあります。特に、モテモテの晋平さんが女性を舞い上がらせるような、女心をシビレさせるような語りかけをぜひ、ご覧になるようお勧めします」
と大きな瞳を輝かせながら、おっとりと楽しそうに話していた。
 付き合った女性が次々に殺されてしまう謎の男、木山晋平役の東 幹久
「暗い過去を背負った晋平は、賭事に入れ込み、サラ金を借りたり、女性に貢がせたりしている破滅型の男です。女性に対して、滅法口が上手く、意識せずに口が勝手に喋ってしまう。こんなタイプの人はいますね。少ないけど…。
 私もそのタイプに見えるかもしれませんが、あくまでドラマの上でのキャラクターとして見ていただきたいのです。実際では私にはとても言えませんが、そこがドラマの面白さでしょうか。キザな台詞はイヤミなくさらっと言ってしまうよう心がけました。女性への殺し文句を抵抗なく口にしてしまうのも彼の過去の苦しみからくるのでしょう。
 初めは軽めの男だったのが、周りの女性が次々に殺されて行く恐怖、だんだん追い詰められていく焦燥の色など、ドラマの進行に連れて表情も変わってきます。晋平の変貌ぶりもご注目ください」
と役柄とは対照的に、一語、一語噛みしめるように語っていた。


2000年5月26日発行「パブペパNo.00-154」  フジテレビ広報部


戻る