3月からは「じゃぽかる」にてコラムの連載がスタート!アーティスト・manzoさんに直撃インタビュー!

2012年 02月 15日 16:36


manzoさんの素顔に迫るスペシャルインタビュー!

数々のアニメ作品や声優に楽曲を提供し、アニソン界で確固たる地位を築いているアーティスト・manzoさん。manzoさんといえば、2003年に「日本ブレイク工業」の社歌で大ヒットしたことでも知られ、アニソン関連では桃井はるこさんとの活動や『これはゾンビですか?』への楽曲提供などが話題となっています。

3月からは、そんなmanzoさんのここでしか読めないスペシャルコラムが「じゃぽかる」にてスタートします!それに先駆け、改めてmanzoさんの素顔に迫るスペシャルインタビューを実施。あの楽曲に関するマル秘エピソードから今後の活動、コラム連載に当たってのお気持ちなどを伺いました!

大ヒットした「日本ブレイク工業」のマル秘エピソードを語る!

──まずはmanzoさんのこれまでの活動に関して、改めて教えてください。manzoさんと言えば「日本ブレイク工業」の社歌で大ヒットしましたよね。

manzoさん:そうですね、おかげ様で。お世話になっていた「日本ブレイク工業」の課長さんが実はコミックバンドをやっていた仲間だったんです。その課長さんから「manzo君に曲を作って欲しいんだよね」と電話で相談されて。実はあれ、その場で5分、10分で作った曲なんですよ(笑)。

──そうなんですか!

manzoさん:僕もその頃は正直作曲家業の方でははかばかしくなかったので、「暇だし、いいよ」という話になって、「どんなのがいいの?」って聞いたら、「manzo君が得意な、いわゆる昔の熱~い往年のアニメや特撮系みたいなものにして欲しいんだ」と言われて。そもそも「日本ブレイク工業」っていう会社の名前が美味しいですよね。課長さんに「うちの会社は解体業だから、とりあえず“ブッ壊す”っていうのが仕事なのよ」って言われて、「そこをうまいこと正義の味方っぽく出来ればいいんじゃないか」なんて話を電話でしたんです。それで、「ああ、じゃああんな風にして……」なんてその場ですぐに譜面をバーッと書いて、サクっとできました。

──いい曲が生まれるのって、瞬間的なものなんですね!

manzoさん:どんな仕事もそうなんですよね。パッと降りてきたものって割と説得力がありませんか?逆に、自分が策におぼれて、「これはいいんじゃないかなあ」って思ったものは大概ダメなんですよね(笑)。

──わかります(笑)

manzoさん:まさにこの「日本ブレイク工業」も、パッと降りてきたものだったんです。

アニソンプロデューサーとしてのmanzoさんの原点とは?

──それから「炎のエビフライ -キング オブ バイキング-」や「霊峰マウンテン」といった個性的な楽曲をリリースされましたよね。

manzoさん:はい、「霊峰マウンテン」のPVは面白いですよね。あれ、僕が当時ファンだったFROGMANさんとの初仕事なんですよ。僕からFROGMANさんに「PV作ってくれないかなあ」って頼んだら快諾してくださって。

──そこからFROGMANさんとのお仕事が増えていったと。『秘密結社鷹の爪』や『古墳ギャルのコフィー』の音楽も担当されていますよね。私コフィーちゃん大好きなんです!四隅突出型墳丘墓のダニエルとかいいキャラしてますよね!

manzoさん:マニアックですね(笑)

──それから数々のアニメやゲームとのタイアップ、声優さんとのお仕事などをされているmanzoさんですが、そういったアニメやゲーム関連のお仕事を始めたきっかけはなんですか?

manzoさん:僕はもともとランティスさんと昔からお付き合いがあって、僕がmanzoと名乗る前、本名で活動していたときからの付き合いなんです。それで、「日本ブレイク工業」が出たあとに、ランティスさんの方から「うちで『げんしけん』ってTVアニメをやるから、manzo君、主題歌やってくれないかな」って言われたんですよ。それで「マイペース大王」という曲を作らせていただいたのがきっかけですね。その繋がりで、桃井はるこさんがパーソナリティを務めていた「ラジオげんしけん」というラジオにゲスト出演したんです。そこにギターを持って行って桃井さんに曲をプレゼントしたりしました。

──そこから桃井さんとのお付き合いが始まったんですね!

manzoさん:そうなんです。それから2004年に桃井さんが所属していた「UNDER17」が解散したんですよ。その後、しばらくしてから桃井さんが1人で活動を開始されるんですが、活動するにあたってブレインがほしいということで、「manzoさんやってくれませんか」と相談されたんです。それが桃井さんとのお仕事の始まりです。

──なるほど。それから桃井さんの数々の楽曲を編曲されていますよね。

manzoさん:そうです。僕はいろいろな声優さんやアニメ関係の方とお仕事させてもらっていますが、桃井さんほどアニメやゲームのこと、そしてそれ以外のことにも詳しい人に出会ったのは初めてです。本当にあの人はいろいろな事を知っていて。桃井さんご自身が、オタクが束になってもかなわないくらいのオタクなんですよ!僕は桃井さんとの付き合いを続けていくうちに、この人はただの声優さんとかただのシンガーソングライターじゃなく、ちょっと“文化人”ぽいなと思い始めました。「こいつはただものじゃないぞ、もっと化けるぞ」と思っていたら、やっぱり化けましたね……。桃井さんとはいわゆる朋友だと思っていて、僕より年下なんですが、時に姉のような懐の大きさを見せてくれたりするパートナーです。最近の桃井さんは特に貫禄というか、凄みみたいなものが出てきましたよね。「アフィリア・サーガ・イースト」のプロデュースなどもされていますが、そういうのも彼女は得意なんじゃないかと思います。彼女自身が自分をセルフプロデュースしてこれだけの人気が出たということですから、ほかのアイドルさんのプロデュースをやっても上手くいくのではないかと。

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