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新「親子イルカ」が就航 天草エアライン 2016年02月20日

新「親子イルカ」が就航 天草エアラインの写真、図解
天草エアの新機体「ATR42-600」の第1便に向かう乗客たち=20日午前7時45分ごろ、天草市の天草空港
新「親子イルカ」が就航 天草エアラインの写真、図解
新機体就航の式典でテープカットをする天草エアラインの吉村孝司社長(右から4人目)や中村五木天草市長(同3人目)ら=20日午前7時20分ごろ、天草市の天草空港
 天草エアライン(天草市)は20日、新機体「ATR42-600」を就航させた。ATR機はフランス製で、国内では初導入。第1便は多くの航空ファンに見守られる中、天草空港から雨が降りしきる空へと上昇した。

 1機で定期便を運航する同社は整備コストの増加に伴い、機体を更新。天草3市町が約23億円の購入費を負担した。新機体は48人乗りで、従来の「ダッシュ8」より9席多い。外観は3年前に採用した「親子イルカ」のペイントを継承。愛称も天草の方言で「かわいい」を意味する「みぞか号」を引き継ぐ。

 この日、吉村孝司社長が第1便の出発前の式典で「安全第一で、全国から愛される航空会社を目指す」とあいさつ。46人を乗せた天草発福岡行きは午前8時すぎに無事飛び立った。毎月数回利用する竹林道豁さん(74)=同市五和町=は「以前のよりも音が静かで、座り心地も良かった」と空の旅を快適に楽しんだ様子だった。

 一方、前日はダッシュ8の最終フライトを見届けるため、多くのファンが天草空港に集合。約16年間で約1250万キロを飛び、約120万人を運んだ労をねぎらった。

 天草エアラインは新機体就航に伴い、乗員訓練のため一日当たり天草-福岡2往復4便に減便した運航を、天草-熊本と熊本-伊丹(大阪)を復活させて計10便に戻した。(酒森希)


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