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日本文学全集の時代――戦後出版文化史を読む 単行本 – 2018/3/20

2.5 5つ星のうち2.5 3個の評価

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▼叡智と洗練の饗宴

出版がもっとも光り輝いていた〈あの時代〉を、文学全集の書誌学的調査を通して詳細に描き出す。

六〇年代を中心に多くの文学全集が妍(けん)を競っていた頃、出版社は叡智を傾けて様々な企画を練っていた。時には一つの出版社が複数の企画を同時並行で実行するなど、読者にとっても様々な選択が可能であり、読書・文学・文化・教養等々にとって、これほど恵まれた時代もなかった。出版業界も利潤を追求する企業の側面を有しており、出版戦略の元に市場を意識した企画や出版がなされたことも間違いない。それらを含めて、この文化の時代を象徴する文学全集の類について、きちんと総括しておく必要があるのではないか。――本書「はじめに」より

商品の説明

著者について

田坂 憲二(たさか けんじ)
1952年福岡県生まれ。九州大学文学部卒業、同大学院修了。博士(文学)。
慶應義塾大学文学部教授。国文学専攻。
主な著書に、『大学図書館の挑戦』(和泉書院、2006年)、『文学全集の黄金時代―河出書房の1960年代―』(和泉書院、2007年)、『源氏物語享受史論考』(風間書房、2009年)、『源氏物語古注集成18 紫明抄』(おうふう、2014年)、『名書旧蹟』(日本古書通信社、2015年)、『源氏物語の政治と人間』(慶應義塾大学出版会、2017年)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 慶應義塾大学出版会 (2018/3/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/3/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 296ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4766425111
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4766425116
  • カスタマーレビュー:
    2.5 5つ星のうち2.5 3個の評価

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5つのうち2.5つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2019年9月22日に日本でレビュー済み
 1950年代から1970年代の終り、それはまさに「文学全集の時代」といってよかった。
 「時代」であるから、いつか終わりが来る。そして似たような時代が再び現われることもある。それでいえば、最初の「文学全集の時代」は有名な円本ブームの昭和初年代だった。この「前全集時代」が十年も続かなかったのに比して、「後全集時代」(と略称する)は三十年近くもあったわけである。中国の時代区分で、前漢時代・後漢時代の後にも漢を名乗る王朝はいくつか出たが、時代を作ることはなかったが、「全集時代」もそうであろう。

 本書は、「後全集時代」日本近代文学篇の正統なる史書であり、列伝である。ここに登場する英雄たち(出版社)がいかなる活躍をしたかは、アマゾンの〈目次を見る〉をクリックすれば分かる。しかしそれでは見えない部分を中心に紹介すると、――本書の構成は以下の通りである。
 まず巻頭に一六ページ(一折分)のカラーグラビアで主要全集の書影を置く。――これが美しい。1ページに四葉ずつ、今も架蔵する本、懐かしい装幀もあれば、名のみ聞く全集、初めて目にし耳にするシリーズもある。同一の全集の愛蔵版や一次二次による装本の違いもよく分かる。
 本文各章は最初に、章を立てたもくろみが記され(「太史公自序」に相当?)、章末ごとに「むすび」でまとめられるのは学術論文スタイル。記述にあたっては周到な書誌的調査がなされている。現物を一冊一冊手に取っている。先行文献の言及・引用も豊富で、出典が後注で明記されているので、読み手を次なる読書へと誘いもする。といって、無味乾燥な叙述ではない。著者の全集愛があふれているので、各全集の特質が美点を中心に語られ、これらが如何にその時代の人々の文学的渇望をいやし、教養を支えたかがあきらかになる。そして読者を著者との対話にさそう。「そうそう、そんな造本だった…、この全集であの作家を読みふけった…、内容見本の惹句にしびれた……。」同時代に読書生活を送った者なら、それぞれ個人的な思い出がわいてくるだろう。
 巻末には各章の初出一覧と、簡明な年表、詳細な索引が付いているのもうれしい。
 〈本書をもって、日本文学全集の定稿としたい。〉という一文が記されている。正伝は終わった。しかし外伝としてゴシップ的逸話や著者の思い入れをまだまだ聞いてみたい気になる、そんな本書である。

蛇足 23ページに、筑摩書房からは『世界古典文学』刊行の予告がされたが出なかったとあるが、『古典世界文学』全35冊として出版されている。『世界古典文学全集』を母体にした、朱色の表紙の『近代世界文学』などと同一のシリーズである。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年5月29日に日本でレビュー済み
我が家にもあったが、その昔の家庭の本棚に常備薬のように置かれていた「日本文学全集」の歴史に迫る一冊。
筑摩書房から始まり、出版社ごとの文学全集の特徴や、各社の歴史的経緯が記されおり、戦後から90年代に掛けての出版社の動きや攻防が「文学全集」の切り口で手に取るように比較できます。

あとがきなどで記されていますが、国会図書館にも収蔵されていないモノは神田の古書店街で手に入れる等、著者が足で稼いだ情報量と緻密な分析には頭が下がります。

amazonで類書として表示される「文学全集の黄金時代」も同じ著者であり、「文学全集の切り口で出版文化を捉え」て書籍を残しているのは事実上、田坂氏だけかもしれません。

以前は市井に溢れていたが急速に消えゆくモノについて、機を逸せずに調査分析することで貴重な歴史的文献になりうる事例の1つだと思います。
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