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 第100回全国高校野球選手権記念大会は西日本豪雨の影響で、これまでに14の地方大会で開会式や試合が始まる日程を変更した。大きな被害があった広島と岡山の2大会では9日、大会日程が再考された。

 広島県高校野球連盟は理事会を開き、開幕を17日に延期すると決めた。県内では山陽道の通行止めなどで選手の移動手段の確保が難しく、断水している球場もある。復旧のめどがたつ時期を考え、決めたという。

 決勝は28日となり、会場はマツダスタジアム(広島市南区)からしまなみ球場(広島県尾道市)に変更された。県高野連の久保陵二理事長は、「県内の被災状況を見れば、大会そのものができるのかと思ったほど。ぎりぎりの日程となったが、選手に試合をさせてあげることを最優先に考えた」と語った。

 岡山では試合会場の一つだった倉敷市営球場が、災害復旧にあたる陸上自衛隊の中継基地になる。そのため、予定されていた試合を他会場に振り分け、各球場の試合開始時間を変更した。13日の開幕と29日の決勝は変わらない。

 また東・西兵庫や徳島など、開会式を中止した大会もある。

西日本豪雨の影響で試合開始日を変更した地方大会

大会名 試合開始日 決勝

岐阜 14日(7日) 25日

京都 9日(7日) 26日(25日)

東兵庫 12日(11日) 28日

西兵庫 11日(7日) 27日

広島 17日(7日) 28日(24日)

徳島 12日(7日) 26日

愛媛 12日(10日) 27日(25日)

北福岡 8日(7日) 23日

南福岡 8日(7日) 24日

佐賀 10日(7日) 25日(22日)

長崎 7日(6日) 22日

大分 8日(7日) 25日(24日)

宮崎 9日(7日) 22日(21日)

鹿児島 9日(7日) 25日(23日)

※カッコ内は抽選会時の予定日

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