ウィリアム英王子「人種差別的ではない」　メーガン妃告白に反論

　【ロンドン時事】ヘンリー英王子の妻メーガン妃が米テレビ番組で、王室内に長男の「肌の色の濃さ」を懸念する声があったなどと告白した問題で、王子の兄ウィリアム王子は１１日、「私たちは人種差別的な家族ではない」と反論した。
　８日の番組放映以降、主要王族が問題に直接コメントするのは初めて。王室は９日、エリザベス女王名で人種差別を「懸念する」との声明を出している。
　１１日、公務でロンドン東部の学校を訪れたウィリアム王子は、記者からヘンリー王子と番組後に話をしたか問われ、「していない。いずれする」と述べた。妃の告白をめぐっては、人種差別発言が本当にあったのか、発言したのは誰かといった疑問への回答を王室に迫る圧力が強まっている。