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社会
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京都・女児刺殺 大人少ない日狙う?
逮捕の塾講師「消えれば解放される」
京都府宇治市の学習塾「京進宇治神明校」で小学六年の堀本紗也乃さん(12)が刺殺された事件で、同校は事件時、模擬テストのため社員が不在で、アルバイト講師(22)1人しかいなかったことが12日、府警などの調べで分かった。
アルバイト講師の同志社大四年萩野裕容疑者(23)が「紗也乃さんとのトラブルで悩んでいた。紗也乃さんが消えてしまえば苦しみから解放される」と供述したことも判明。犯行直後には携帯電話で110番する前に「女の子を刺した」と自分の父親に電話していたことも分かった。
萩野容疑者は事件当日の10日朝、勤務する予定はなかったのに出勤。包丁やハンマーなどを持参しており、府警は、社員が不在で警備が手薄な時間を狙ったとみて追及している。京進などによると、宇治神明校の社員は校長を含め3人。通常は社員のほか、アルバイト講師9人のうち数人が交代で勤務している。模擬テストの際は授業がなく塾内は試験監督の講師1人だけになるという。
10日は朝から私立中学受験の模擬テストが予定されていたが、塾側は紗也乃さんとトラブルを起こしていた萩野容疑者を試験監督から外し、後輩の講師と交代するよう通告した。調べでは萩野容疑者は「包丁は一週間前に、ハンマーは直前に買った」と供述している。
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